看護師の過去問
第103回
午後 問184

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問題

看護師国家試験 第103回 午後 問184 (訂正依頼・報告はこちら)

妊娠中期から末期の便秘について適切なのはどれか。
  • 妊娠中期は妊娠末期と比較して生じやすい。
  • エストロゲンの作用が影響している。
  • 子宮による腸の圧迫が影響している。
  • けいれん性の便秘を生じやすい。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.×
 妊娠中期よりも末期にかけての方が子宮が増大するため、より腸管が圧迫され、蠕動運動も抑制されていきます。そのため中期よりも末期の方が便秘になりやすいです。
2.×
 エストロゲンではなくプロゲステロンによって蠕動運動が抑制されます。
3.〇
 選択肢1の解説でも述べた通り、子宮の増大により腸が圧迫され便秘が起こります。
4.×
 けいれん性の便秘では腸の蠕動運動が過剰であるため、妊娠の影響では起こりません。

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02

正解は3です。

1.誤り。子宮がより大きくなる妊娠末期にとくに便秘が多く生じます。

2.誤り。エストロゲンの作用による便秘は妊娠初期や月経時に生じます。

3.正解。妊娠中期から末期は子宮が大きくなっており、腸が圧迫されて便秘になりやすいです。

4.誤り。子宮が大きくなり腸が圧迫されて起こる便秘であり、弛緩性便秘に分類されます。

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03

1 . 妊娠中期は妊娠末期と比較して生じやすい→妊娠末期になるにつれて子宮は大きくなるため、妊娠中期よりも妊娠末期の方が便秘になりやすいです。

2 . エストロゲンの作用が影響している→プロゲステロンの作用により、腸の蠕動運動機能が低下し、便秘となります。

3 . 子宮による腸の圧迫が影響している→子宮が腸を圧迫することで、腸の蠕動運動が鈍くなり、便秘となります。

4 . けいれん性の便秘を生じやすい→けいれん性便秘とは、腸管の拡張や運動の亢進による便秘のことをいいます。妊娠による便秘は、子宮が大きくなることで腸の位置が背中側に移動し、腸が圧迫されることで起こる直腸性便秘です。

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