看護師の過去問
第104回
午前 問28

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問題

看護師国家試験 第104回 午前 問28 (訂正依頼・報告はこちら)

低体温からの回復に伴う生体の反応はどれか。
  • 廃用
  • 発汗
  • ふるえ
  • 乳酸の蓄積

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この過去問の解説 (3件)

01

1.✖️
廃用は長期臥床などが引き起こす心身の機能低下のことを言います。
2 . ✖️
発汗があると体温が下がるため、適切ではありません。
3 . ○
交感神経の働きによってふるえが起こり、体温を上昇させようとする反応が起こります。
4 . ✖️
乳酸の蓄積は全身状態が悪化している時に起こります。

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02

正解は 3 です

「低体温からの回復」である部分が、ある意味ポイントですので、低体温初期の症状と考えて解答した方が良いでしょう。

1:×
「廃用」の具体的説明がなされていないため、はっきりとどういう状態かわかりませんが、廃用症候群と同様の状態(長時間の安静の維持により、運動能力や精神状態が低下し、活動性の失われた状態)と判断すれば、誤りなのは一目瞭然です。

2:×
発汗は皮膚表面からの蒸散により、体温を下げる身体機能ですので、低体温の際に起こる反応ではありません。
よって、誤りです。

3:○
震えはただの動作ではなく、全身の筋肉を細かく震わせることにより、運動時と同様の動きを再現し、熱生産により体温を上昇させようとする身体反応です。

そのため、低体温から回復する際、体温を上げようと見られる反応と予測されます。
よって、この選択肢が正解です。

4:×
低体温症を発症している最中であれば、末梢血の循環障害による代謝性アシドーシスにより、血中の乳酸濃度の上昇が見られる場合もありますが、「回復」状態であることと、「蓄積」という表現であることを踏まえ、不適切な選択肢であると思われます。

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03

低体温に対して人の体は体温を上昇させようとするので、熱産生が行われるような働きが正解となります。
よって正解は3 . ふるえとなります。

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