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看護師の過去問 第104回 午後 問150

問題

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糖尿病神経障害(diabetic neuropathy)で正しいのはどれか。
   1 .
運動神経は温存される。
   2 .
感覚障害は中枢側から起こる。
   3 .
三大合併症の中では晩期に発症する。
   4 .
自律神経障害は無自覚性低血糖に関与する。
( 看護師国家試験 第104回 午後 問150 )
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この過去問の解説 (3件)

1

糖尿病神経障害は、長期間の高血糖が持続することによって、末梢神経や運動神経、自律神経の機能が障害されることです。

このことから「運動神経は温存される。」、「感覚障害は中枢側から起こる。」は誤りです。

三大合併症の中では晩期に発症する。」は、三大合併症(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害)の中では早期に発症するため誤りです。

上記のことから、正解は 「自律神経障害は無自覚性低血糖に関与する。」 です。

自律神経障害によって、冷や汗や手の震えなどの症状が現れずに、無自覚性低血糖に関与すると言えます。

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0

糖尿病性神経障害の原因には諸説ありますが、一説には糖尿病による高血糖状態が長期間続くことで、神経細胞に原因物質が蓄積して、神経繊維に異常が生じる、または末梢の血流障害によって末梢の神経細胞が障害され、感覚が鈍くなったり、麻痺が起こるという説があります。

選択肢1. 運動神経は温存される。

×

糖尿病性神経障害の症状として、ピリピリとした対称性(左右揃った)の末梢感覚障害、運動神経障害、自律神経障害が特徴となるため、選択肢は誤りです。

選択肢2. 感覚障害は中枢側から起こる。

×

感覚障害は、末梢側の神経から障害されていきます。

そのため、症状は末梢側から起こりますので、選択肢の記載は誤りです。

選択肢3. 三大合併症の中では晩期に発症する。

×

自覚症状があるかどうかには個人差がありますが、三大合併症(糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症・糖尿病性神経障害)の中では、比較的早期に発症することが特徴ですので、誤りです。

選択肢4. 自律神経障害は無自覚性低血糖に関与する。

糖尿病性神経障害によって自律神経の乱れが発生し、自律神経障害として症状が現れます。

低血糖の症状には軽度から重度まで段階があり、徐々に特徴的な症状が現れていくのが本来の流れです。

低血糖が軽度の場合は動悸や冷や汗などが出現しますが、これは交感神経が働くことによる症状です。

自律神経が乱れることで、この交感神経症状が現れることなく、唐突に重度低血糖の症状である意識障害が発生するのが無自覚性低血糖です。

0

糖尿病性の神経障害は末梢の左右対象に起きる感覚障害、運動神経や自律神経の障害を招きます。

このことから、「運動神経は温存される。」と「感覚障害は中枢側から起こる。」は×です。

糖尿病の合併症として神経障害、腎症、網膜障害がありますが、早期に起きる障害ですので、「三大合併症の中では晩期に発症する。」も×です。

自律神経が障害されることで、本来であれば交感神経が働き、動悸、冷や汗などを自覚しますが、障害されることで症状を自覚せずに意識消失を起こすことがあります。

よって、「自律神経障害は無自覚性低血糖に関与する。」が〇です。

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