看護師の過去問
第104回
午後 問180

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問題

看護師国家試験 第104回 午後 問180 (訂正依頼・報告はこちら)

軽度の嚥下障害がある患者への誤嚥性肺炎(aspiration pneumonia)の予防法で正しいのはどれか。
  • 流動食にする。
  • 軽く下顎を挙上して飲み込んでもらう。
  • 食後は10分程度の座位を保持する。
  • 口腔内を吸引しながらブラッシングする。

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この過去問の解説 (3件)

01

流動食では水分が多く、適しません。食事の工夫ではとろみ剤などを使用するのが好ましいです。

顎は挙上ではなく軽く引いて嚥下してもらうのが良いです。

食後の座位保持は、誤嚥性肺炎予防ではなく逆流予防です。

嚥下障害のある患者の場合、口腔ケアの際に唾液などの水分も誤嚥してしまうリスクがあるため吸引しながら行うのは適しています。
正解は 4 です。

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02

「軽度嚥下障害」
軽度の嚥下障害では食物の経口摂取が可能ですが、誤嚥を起こしにくい食物形態にする必要があります。

正解は4です。

1.軽度嚥下障害のある方には水分の多いものは向きません。
とろみを付けた食事などが適切です。

2.下顎を挙上すると、誤嚥しやすくなります。
下顎を下げ、頸部を軽く前屈する姿勢が良いです。

3.食後の座位保持は、食物の逆流による誤嚥を防ぐために有効な援助です。
食後10分ではまだ胃内に食物が残っています。
できれば30分から1時間の座位保持が望ましいです。

4.口腔内の食物残渣や唾液を誤嚥する可能性があります。
吸引しながらのブラッシングは有効です。

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03

正解:4 . 口腔内を吸引しながらブラッシングする。

解説:
唾液の誤嚥による誤嚥性肺炎を防ぐため、口腔ケアは重要です。嚥下障害のある患者では、口腔ケア時の水分も誤嚥してしまう恐れがある為、吸引しながら口腔ケアを行います。

1 . 流動食にする。:刻み食やとろみをつけると誤嚥しにくいです。

2 . 軽く下顎を挙上して飲み込んでもらう。:嚥下の際は顎を引いた姿勢が好ましいです。

3 . 食後は10分程度の座位を保持する。:食後の座位保持は逆流予防のために行います。

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