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看護師の過去問 第105回 午後 問169

問題

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Aさん(75歳、女性)は、終末期のがんの夫を自宅で介護している。Aさんと夫は自宅での看取りを希望している。
Aさんへのケアで最も適切なのはどれか。
   1 .
臨死期に起こる身体徴候について説明しておく。
   2 .
自宅で看取る意思が揺らぐことがないように支援する。
   3 .
配偶者を亡くした家族の会への参加を生前から勧める。
   4 .
夫が元気だったころの思い出を話題にしないように勧める。
( 看護師国家試験 第105回 午後 問169 )
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この過去問の解説 (3件)

1
正解は1です。

2.意思が揺らがないように支援するのではなく、状況の変化に伴う、本人と家族の不安に対して支援する必要があります。
3.家族の会への参加は死後に勧めます。
4.故人の思い出を語ることはグリーフケアのひとつです。

付箋メモを残すことが出来ます。
0
○1.臨死期に起こる身体徴候について説明しておく
…臨死期が近づくと、レベル低下や下顎呼吸など目に見える症状の変化が現れます。
事前に説明し、臨死期においては通常の変化であることを伝えておくことで、家族が動揺しないように配慮します。
×2.自宅で看取る意思が揺らぐことがないように支援する
…当初は自宅での看取りを選択したAさんであっても、日々介護する中で時に思いが揺れるときもあるでしょう。状況は変化するもので、時には病院での看取りへとギアチェンジすることもあります。看護師はAさんの気持ちに寄り添い、Aさんの現状に最適な支援を行う必要があります。
×3.配偶者を亡くした家族の会への参加を生前から勧める
…Aさんはまだ配偶者を亡くしていません。
もしAさんのほうから希望があった場合は紹介してもよいかと思いますが、現在介護中のAさんに、今この段階ですすめるべき内容ではないでしょう。
×4.夫が元気だったころの思い出を話題にしないように勧める
…終末期であるからこそ、思い出の共有は意味があります。
話題を制限することなく、Aさん夫婦にとって意味のある時間を過ごせるようにしましょう。

0
1 . 臨死期に起こる身体徴候について説明しておく。

事前に臨死期に起こりえる身体兆候を知っておくことは、Aさんと夫がパニックを起こさないようにすること、また不安を軽減させることにつながります。また、最後の別れの時をゆっくり過ごしたり、会わせたい人に連絡したりすることができるため必要なケアのひとつです。

2 . 自宅で看取る意思が揺らぐことがないように支援する。

Aさんと夫には選択の自由があります。在宅療養しているなかで心配事や不安が出現したり、また終末期の過ごし方について考え方も変わるかもしれません。適宜、その時の状況に合わせてサポートしていく必要があります。

3 . 配偶者を亡くした家族の会への参加を生前から勧める。

現時点で勧めることは不適切です。
家族会は大切な人を亡くして悲嘆している時に必要なケアです。今の段階ではAさんと夫の時間を尊重したケアが必要となります。

4 . 夫が元気だったころの思い出を話題にしないように勧める。

思い出話をすることはAさんと夫の過ごしてきた大切な時間を再確認し、楽しかったことなどを話す事で笑顔がみえたり、活気につながるため、とても大切なケアのひとつです。今回の問題は話題にしないように、とのことなので不適切となります。

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