看護師の過去問
第106回
午前 問90

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問題

看護師国家試験 第106回 午前 問90 (訂正依頼・報告はこちら)

災害拠点病院について正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 広域災害医療に対応する。
  • 災害発生時に指定される。
  • 医療救護班の派遣機能を持つ。
  • 免震構造であることが指定要件である。
  • 救急救命士の配置が義務付けられている。

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この過去問の解説 (3件)

01

災害拠点病院とは、地震・津波・台風・噴火等の災害発生時に患者受入機能、水・医薬品・医療機器の備蓄機能が強化されており、応急用資機材の貸出し等により、地域の医療施設を支援する機能等を有する災害時に拠点となる病院のことです。都道府県により指定されます。

1 . 広域災害医療に対応する。
〇正解
地震・津波・台風・噴火等広い地域に及ぶ災害の際に、医療機関を支援する病院のことなので、正解です。

2 . 災害発生時に指定される。
×不正解
災害前に指定され、災害時医療体制の整備に努めています。よって、不正解です。

3 . 医療救護班の派遣機能を持つ。
〇正解
災害拠点病院の要件の一つに、「災害派遣医療チーム(DMAT)を保有し、その派遣体制があること」とあるので、正解です。

4 . 免震構造であることが指定要件である。
×不正解
災害拠点病院の施設及び設備に関して「診療機能を有する施設は耐震構造を有することとし、病院機能を維持するために必要な全ての施設が耐震構造を有することが望ましい」とあるので、不正解です。

●免震構造=建物と地面の間に免震装置を設置し、地盤と切り離すことで建物に地震の揺れを直接伝えない構造になっている
●耐震構造=建物の強度を強くして、揺れに耐える構造になっている
という違いがあります。

5 . 救急救命士の配置が義務付けられている。
×不正解
救急救命士の配置は要件に含まれていません。よって、不正解です。

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02

厚生労働省によると、広域搬送の対応と被災地域外の場合はDMATの派遣とあるので、選択肢の1と3が〇です。

2の災害発生時に指定されるわけではないため×です。免振構造が指定要件であったり、救急救命士の配置が義務付けられていないため4と5も×です。

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03

正解は 1 , 3です

1 . 〇広域災害医療に対応する機能をもっています。
2 . 災害発生時ではなく、平常時から指定されています。
3 .〇消防機関と連携した医療救護班の派遣機能を持っています。
4 . 現時点では、指定要件となっていません。
5 . 救急救命士の配置は義務になっていません。

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