看護師の過去問
第107回
午前 問27

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問題

看護師国家試験 第107回 午前 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

自発呼吸時の胸腔内圧を示す曲線はどれか。
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この過去問の解説 (3件)

01

胸腔内は常に陰圧に保たれています。
なので、1〜3は陽圧になっているので間違いです。
息相は横隔膜の収縮によって胸腔内圧が陰圧となり、徐々に肺胞がしぼみます。
人工呼吸では陽圧となり、3がその曲線となります。

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02

自発呼吸時の胸腔内圧を示す曲線は4です。

自発呼吸時は、吸気では横隔膜の収縮・肋間筋の収縮により、胸郭が膨らみます。

胸腔内は陰圧(-6~-8cmH2O)になり、それと同時に肺も外側へ引っ張られて膨らみます。

呼気では、吸気で収縮した横隔膜と肋間筋が弛緩して横隔膜が縮もうとします。

3の曲線は、人工呼吸時です。

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03

正解は4です。
吸気では横隔膜が収縮し、下に引っ張る力と、肋間筋の収縮により胸が膨らみ、胸郭が広がります。
これにより、胸腔内圧は陰圧になり、肺へ空気が送り込まれます。
呼気では、吸気時に収縮した横隔膜と肋間筋が弛緩し、陰圧が解消されます。


なお、人工呼吸器を用いた呼吸では、吸気では呼吸器によって設定した圧になるまで送気が行われ、強制的に肺胞を膨らませるため、陽圧に転じます。
そのため、人工吸気下の呼吸では3のような曲線となります。

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