看護師の過去問
第107回
午前 問28

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問題

看護師国家試験 第107回 午前 問28 (訂正依頼・報告はこちら)

急性大動脈解離( acute aortic dissection )について正しいのはどれか。
  • 大動脈壁の外膜が解離する。
  • 診断には造影剤を用いないCT検査を行う。
  • Stanford< スタンフォード >分類B型では緊急手術を要する。
  • 若年者ではMarfan< マルファン >症候群( Marfan syndrome )の患者にみられることが多い。

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この過去問の解説 (3件)

01

大動脈解離とは大動脈の血管壁に血液が流れ込み、大動脈の内膜、中膜が急激に解離していくことを言います。
診断には造影CTを行います。
スタンフォード分類Bとは上行大動脈は裂けず、下行大動脈から裂けます。すぐには破裂しないことが多いため、内服と絶対安静の治療を行います。
マルファン症候群とは遺伝疾患で多くの器官に症状が現れ、大動脈瘤や解離を起こしやすいです。

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02

急性大動脈解離は、大動脈壁が中膜レベルで剥離した状態を言います。

確定診断には、造影CT検査をします。

Stanford< スタンフォード >分類B型は、すぐには破裂しないことが多いため、お薬と絶対安静の治療が中心です。

Marfan<マルファン >症候群( Marfan syndrome )は、大動脈、骨格、眼、肺、皮膚、硬膜などの全身の結合組織が脆弱になる遺伝性疾患です。

正解は4です。

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03

正解は4です。

急性大動脈解離は、大動脈壁内、中膜が解離します。
また、確定診断には造影CTが必要です。
スタンフォード分類A方では緊急手術を要しますが、B型では、まずは血圧の管理など、内科的処置が行われることが多くあります。

マルファン症候群は、結合組織の障害により、様々な症状が現れる先天性の遺伝子疾患です。
血管の脆弱性がみられ、大動脈瘤や大動脈解離を起こしやすくなっています。

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