看護師の過去問
第107回
午前 問39

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問題

看護師国家試験 第107回 午前 問39 (訂正依頼・報告はこちら)

輸血後、数日から数週間経過してから出現する副作用( 有害事象 )はどれか。
  • 溶血性反応
  • 末梢血管収縮反応
  • アナフィラキシー反応
  • 輸血後移植片対宿主病< PT-GVHD >( post-transfusion graft-versus-host disease )

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。
輸血後移植片対宿主病は、輸血後1〜2週間で発熱・紅斑が出現し、肝障害、下痢、下血などの症状を伴い、骨髄無形成や多臓器不全を呈して、輸血から1ヶ月以内に致死的な状態になります。
ほか選択肢はすべて、輸血直後から24時間前後で発症します。

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02

輸血後移植片対宿主病< PT-GVHD >とは輸血の1〜2週間後に発熱、紅斑が現れ、肝障害、下痢、汎血球減少するため、出血、感染症が起こります。有効な治療法はなく、90%以上の死亡率と言われています。

溶血性反応、末梢血管収縮反応、アナフィラキシー反応は輸血後24時間程度で出現します。

参考になった数0

03

1・2・3は輸血後24時間くらいまでに起こる副作用です。

4の輸血後移植片対宿主病< PT-GVHD >
( post-transfusion graft-versus-host disease )は、輸血後1週間~2週間頃に発症します。

輸血用血液に含まれるリンパ液が定着して増殖し、患者さんの組織を攻撃・破壊します。

症状としては、発熱・紅斑・下痢・肝機能障害・汎血球減少症 などがあります。

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