看護師の過去問
第107回
午前 問42

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問題

看護師国家試験 第107回 午前 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

生活習慣が発症に関連している疾患はどれか。
  • 肺気腫( pulmonary emphysema )
  • 1型糖尿病( type 1 diabetes mellitus )
  • 肥大型心筋症( hypertrophic cardiomyopathy )
  • 重症筋無力症( myasthenia gravis )

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この過去問の解説 (3件)

01

1、肺気腫と慢性気管支炎を合わせて慢性閉塞性肺疾患(COPD)と言います。肺気腫の主な原因は習慣的な喫煙と言われています。
2、1型糖尿病は自己免疫によって起こります。
3、肥大型心筋症は明らかな原因なく、心筋の異常な肥大を起こす疾患です。
4、重症筋無力症とは原因不明の病で、体に力が入らなくなる病気です。

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02

1の肺気腫は、以前は「慢性気管支炎」「肺気腫」と別々に呼ばれていましたが、総称して「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」と呼ばれるようになりました。

COPDの主原因はたばこであることから、肺の生活習慣病ともいわれています。

正解は1です。

2の1型糖尿病は、自己免疫が関わっていると考えられています。

3の肥大型心筋症は、心筋の収縮に関わるサルコメア蛋白をコードしている遺伝子の変異が主な原因です。

約半数でこれらの遺伝子の変異が認められますが、残りの約半数の原因は未だ不明です。

4の重症筋無力症は約90%の患者で、自己免疫疾患としての標的分子が明らかになっています。

しかし、患者体内で自己抗体がなぜ作られてるのかは、いまだにわかっていません。

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03

正解は1です。
長年の喫煙習慣によって発症します。
肺胞の弾力性が低下し、ガス交換が十分に行われず、息切れや呼吸困難が起こります。
肺気腫と慢性気管支炎を合わせたものを、慢性閉塞性肺疾患(COPD)といいます。

2、1型糖尿病は、生活習慣ではなく、自己免疫によって起こります。
3、肥大型心筋症は、原因が不明の疾患です。高血圧や弁膜症などの疾患がないにも関わらず、心筋の肥大がみられます。
4、重症筋無力症の原因はまだ解明されていません。

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