看護師の過去問
第107回
午前 問47
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問題
看護師国家試験 第107回 午前 問47 (訂正依頼・報告はこちら)
老年期の心理社会的葛藤を「統合」対「絶望」と表現した人物はどれか。
- ペック、R.C.( Peck,R.C. )
- バトラー、R.N.( Butler,R.N. )
- エリクソン、E.H.( Erikson,E.H. )
- ハヴィガースト、R.J.( Havighurst,R.J. )
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この過去問の解説 (3件)
01
エリクソンは老年期の心理社会的危機の同調的傾向を「統合」、それと対置される非同調傾向を「絶望」とし、これらの危機を解決していくことが老年期の発達的な課題であると考え、これらの危機に取り組む中で「知恵」という人格的活力を獲得することができるとしました。
1の. ペック、R.C.は老年期を3段階に分けています。
① 引退の危機 ― 自我の分化
② 身体的健康の危機 ― 身体の超越
③ 死の危機 ― 自我の超越
2のバトラー、R.N.は、回想法という心理療法をつくりました。
3のハヴィガースト、R.J.は、発達課題は発達を人の生涯に渡るライフステージの展開と考え、幸福に生きていくために達成すべき条件を提案しました。
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02
エリクソンの心理社会的発達理論は、ライフサイクル論とも呼ばれ、ライフサイクルを8段階にわけ、それぞれの時期の発達課題を表しています。
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03
乳児期 基本的信頼 対 基本的不信
幼児期初期 自律性 対 恥、疑惑
幼児期 積極性 対 罪悪感
学童期 勤勉性 対 劣等感
青年期 同一性確立 対 同一性拡散
成人期 親密性 対 孤立
中年期 生殖性 対 停滞
となっています。
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