看護師の過去問
第107回
午後 問122

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問題

看護師国家試験 第107回 午後 問122 (訂正依頼・報告はこちら)

大気汚染物質の二酸化硫黄< SO2 >について正しいのはどれか。
  • 発がん性がある。
  • じん肺を引き起こす。
  • 酸性雨の原因物質である。
  • 不完全燃焼によって発生する。

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この過去問の解説 (3件)

01

解答、3
二酸化硫黄(SO2)など硫黄酸化物(SOx)は酸性雨の原因となります。日本では高度経済成長時代に工場の煙などに含まれるSOxによる大気汚染が進行し、問題となりました。気管支炎やぜんそくの原因になると言われています。
×1.大気汚染物質で発がん性があるものの代表がベンゼンです。発生源は主に自動車排気ガス、たばこの煙です。
×2.大気汚染物質でじん肺の原因としてアスベストが知られています。
×4.不完全燃焼が起こると一酸化炭素(CO)が発生します。無味無臭で毒性が強く、高濃度の環境になると中毒症状が起き、死亡することもある危険な物質です。

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02

正解は 3 です。

二酸化硫黄< SO2 >とは、
硫黄を含む燃料の燃焼や原料の処理により発生する特定物質で、
事故時の措置が義務付けられています。
呼吸器系へ影響し、 四日市ぜんそくなどの原因として知られています。
大気中で硫酸塩に変換され、酸性雨の原因となると言われています。

×1. 有害物質であり、発がん性も心配はされています。

×2. 粉じんやアスベストが肺に進入することにより起こる疾患です。

×4. 強い毒性をもつ一酸化炭素が発生し、中毒事故に注意が必要です。

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03

1 発がん性のある大気汚染物質としてはベンゼンが挙げられます。

2 じん肺の原因物質としてはアスベストなどが挙げられます。

3 酸性雨の原因として、硫黄酸化物(SOx)である二酸化硫黄(SO2)が挙げられます。

4 一酸化炭素は石油の不完全燃焼によって発生します。致死量を吸い込んでしまうと、死亡する可能性があります。

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