看護師の過去問
第107回
午後 問124

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問題

看護師国家試験 第107回 午後 問124 (訂正依頼・報告はこちら)

倫理原則の「正義」はどれか。
  • 約束を守る。
  • 害を回避する。
  • 自己決定を尊重する。
  • 公平な資源の配分を行う。

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この過去問の解説 (3件)

01

医療倫理の4原則とは「自律的な患者の意思決定を尊重せよ」という自律尊重原則、「患者に危害を及ぼすものを避けよ」という無危害原則、「患者に利益をもたらせ」という善行原則、「利益と負担を公平に配分せよ」という正義原則からなります。

1 善行

2 無危害

3 自律尊重

4 正義

参照元:「医療倫理の四原則」http://www.c-mei.jp/BackNum/076r.htm

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02

解答、4
医療倫理の4原則とは以下の4つの原則のことです。
・自律尊重・・・自律的な患者の意思決定を尊重せよ
・無危害・・・患者に危害を及ぼすのを避けよ
・善行・・・患者に利益をもたらせ
・正義・・・利益と負担を公平に配分せよ
×1.看護の倫理原則「誠実」に当てはまります。
×2.無危害の原則に当てはまります。
×3.自律尊重の原則に当てはまります

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03

正解は 4 です。

看護における倫理原則とは、
トム・L・ビーチャムとジェームス・F・チルドレスが提唱した生命倫理原則に、
サラ・T・フライが提唱した看護倫理原則を加えたものが基本となります。

〈生命倫理原則〉
 ・自律尊重
  人間は自律した存在であるため、必要な情報を提供し、
  患者の価値観や信念、自己決定を尊重し従います。
 ・善行
  安寧・安楽など、患者にとって最善の利益を得られるよう努めます。
 ・無危害
  患者に身体的・精神的・社会的な危害が生じるリスクを回避し、
  また患者に危害を加えないよう努めます。
 ・正義
  全ての患者を対等に扱い、ニーズに適正で公平な資源の配分を行います。

〈看護の倫理原則〉
 ・誠実、忠誠
  守秘義務を守り、患者に対し正直で誠実であるよう努めます。
  嘘を言わず真実を告げ、だますような行動は取りません。

×1. 誠実、忠誠の原則にあたります。

×2. 無危害の原則にあたります。

×3. 自律尊重の原則にあたります。

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