看護師の過去問
第107回
午後 問199
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問題
看護師国家試験 第107回 午後 問199 (訂正依頼・報告はこちら)
精神障害者のリカバリ< 回復 >について正しいのはどれか。
- ストレングスモデルが適用される。
- 目標に向かう直線的な過程である。
- 精神疾患が寛解した時点から始まる。
- 精神障害者が1人で達成を目指すものである。
- 精神障害者が病識を獲得するまでの過程である。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.ストレングスモデルとは、患者の夢や希望を実現させるために、患者が持つ強み(=ストレングス)を生かした生活を支援していく考え方のことを指します。
2.特に精神障害者にとっては結果よりもプロセス(過程)が強調され、そのプロセスは必ずしも右肩上がりの直線ではありません。リカバリの内容やそのペース、ゴールは個々によって大きく異なります。
3.リカバリには、希望する人生の到達を目指す、病気の寛解を目指すことの二つの側面があります。
4.主体的なリカバリを達成するためには、患者自らが選んだ環境で1人孤立することなく、人や地域社会とのつながりが絶つことのないよう支援していく必要があります。
5.リカバリとは、病識を獲得するというだけではなく、希望を持つことや会的役割の取得、意味のある人生の達成、他者とのつながりの取得などを含む幅広い概念です。
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02
ストレングスモデルは、その人の人生を取り戻す(リカバリー)のために、アスピレーションに重点を置き、「個人の強み」と「地域の強み」を活用し、新たな生活設計や具体化を図るものです。
そのため、他の選択肢は該当しません。
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03
1.ストレングスモデルの6原則として、
①精神障害者は回復し、彼らの生活を改善し質を高めることができる
②焦点は病理でなく個人の強みである
③地域は資源のオアシスとしてとらえる
④クライエントは支援プロセスの監督者である
⑤ケースマネージャーとクライエントの関係が根本であり本質である
⑥我々の仕事の場所は地域である
があります。患者さんの夢や希望を実現させるために、患者さんが持つ強み
を生かした生活を支援していく考え方のことを指します。
2.リカバリでは、目標にたどり着いた結果より、結果にたどり着くまでの過
程が大切だと強調されています。その過程は直線的で右肩上がりではない
ともされています。
3.リカバリは精神障害のある人が自分の人生を主体的に追及することです。
病気からの回復も含めます。
4.患者が主体的に自分の求める生き方を追求するのですが、地域社会や支援
者などと連携しながら、孤立しないように行う必要があります。
5.病識を持つということも含めて、病気からの回復も含まれています。
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