看護師の過去問
第110回
午前 問46
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問題
看護師国家試験 第110回 午前 問46 (訂正依頼・報告はこちら)
高齢者の自立度を手段的日常生活動作<IADL>尺度を用いて評価した。この尺度にある項目はどれか。
- コミュニケーション
- 自分の服薬管理
- トイレ動作
- 階段昇降
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
手段的日常生活動作<IADL>尺度は、電話を使用する能力、買い物、食事の準備や家事、洗濯、移送の形式、服薬管理、財産の管理など多岐にわたります。
ADLが日常生活動作に着目するのに対して、IADLは生活維持のために関わる要素を尺度とします。
1 .コミュニケーションは、機能的自立度評価表(Functional Independence Measure)における評価項目です。
2 .自分の服薬管理は、IADLの評価項目です。
3 .トイレ動作は、ADLの評価項目です。
4 .階段昇降は、ADLの評価項目です。
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02
✕ 1.コミュニケーション
コミュニケーションはADLの評価項目です。
◯ 2.自分の服薬管理
手段的日動生活動作「IADL」とは、応用的な生活動作を指します。単純に動作が行えるだけでなく、判断や意思決定が可能かどうかもチェック内容に含まれます。
<IADL尺度>
①電話使用
②買い物
③食事の準備
④家事(清掃、身の回りの片付け)
⑤選択
⑥乗り物利用
⑦服薬
⑧家計管理
一方の「ADL」は基本的生活動作と呼ばれ、移動(歩く、階段昇降)、食べる、着替える、トイレ動作、コミュニケーション(表出・理解)などの最低限の基本的な生活動作を指します。
✕ 3.トイレ動作
トイレ動作はADLの評価項目です。
✕ 4.階段昇降
階段昇降はADLの評価項目です。
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03
正解は2です。
手段的日常生活動作とは、人が日常生活を送るために必要な動作のなかでも複雑で高度な日常生活の事をいいます。
手段的日常動作尺度には8つ項目があります。内容としては
①電話使用
②買い物
③食事準備
④家屋維持
⑤洗濯
⑥乗り物利用
⑦服薬
⑧家計管理
があります。
評価尺度の対象者としては
1.高齢者専用
2.女性は8項目すべてを評価
3.男性は5項目(電話使用、買い物、移動手段、服薬管理、財産管理)を評価します。
1.コミュニケーションはADLの評価指標であるFIMの「認知項目」に含まれます。
2.自分の内服管理はIADLの項目です。
3.トイレ動作はADLの排泄の項目に含まれます。
4.階段昇降はADLの移動の項目に含まれます。
ちなみに、ADLとは「基本的日常動作」をいい、生活する上で日常的に繰り返し行う基本的動作のことです。
項目は
①起居動作
②移乗
③移動
④食事動作
⑤更衣
⑥排泄
⑦入浴
⑧整容
があります。
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