看護師の過去問
第110回
午前 問45

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問題

看護師国家試験 第110回 午前 問45 (訂正依頼・報告はこちら)

膝関節鏡検査の説明として適切なのはどれか。
  • 「外来の処置室で行います」
  • 「関節内に空気を入れます」
  • 「検査後1日は入浴できません」
  • 「検査後に下肢の麻痺が起こることはありません」

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

膝関節鏡検査は膝関節の近くに孔をあけて、関節内の状態を確認する検査です。

1.関節鏡検査は手術室で行います。現在は入院せず当日に帰宅できる病院もあるそうですが、基本的には一泊ほど入院することがほとんどです。

治療内容により入院期間は変わってきます。

2.関節鏡は機器が挿入できる程度、約5mmほど切開します。

その際に空気は入れません。

空気を入れる検査としては空気関節造影という、関節の検査はあります。

3.検査後は創部を1,2針程度縫合します。1週間ほどで抜糸をするのでその間は創部を濡らさないようにするのが基本です。

特にお風呂の水は細菌が繁殖するなど不潔になりやすく、感染のリスクを高める可能性があるため、つけないようにしましょう。

4.検査は全身麻酔や腰椎麻酔、検査のみの場合は局所麻酔を行います。

検査部位に麻酔を行うため、下肢には感覚鈍麻や麻痺が起こることがあります。

検査後の歩行には十分注意が必要です。

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02

 1.「外来の処置室で行います」

 関節鏡検査は、無菌が保たれている手術室で行います。

 2.「関節内に空気を入れます」

 関節造影検査では、造影剤のほか、空気を挿入することがあります。

 

 3.「検査後1日は入浴できません」

 関節鏡検査とは、内視鏡を関節腔内に挿入し、生理食塩水を流しながら関節内を観察する方法です。生理食塩水を流すのは、雑菌を洗い流すためです。

 骨・関節は無菌状態が保たれており、感染に弱い部分であるため、空気が浄化されている手術室で行います。内視鏡を行うために5mmほどの切開を行いますが、24時間経過後から入浴が可能となります。

 4.「検査後に下肢の麻痺が起こることはありません」

 麻痺は神経損傷によって生じます。また検査の際は、全身麻酔や腰椎麻酔、局所麻酔などが行われます。頻度は少ないですが感覚鈍麻や麻痺が起こることがあります。

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03

正解は3です。

膝関節鏡検査は、麻酔を使用しながら、関節の中を内視鏡で直接観察、調べるために行われます。

1 .膝関節鏡検査は内視鏡検査であり、膝部を検査するため、無菌操作で実施されます。外来の処置室では行いません。
2 .関節内に空気は入れません。そのかわり、生理食塩水などを使用し、清潔保持のため洗浄を行い、組織の状態確認を行います。
3 .検査後1日は、検査による創部の癒合が十分でなく、入浴による感染リスクがあるため、避けることが望ましいです。
4 .検査後に神経の圧迫や損傷により、下肢の麻痺が生じる可能性があります。

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