看護師 過去問
第113回
問85 (午前 問85)
問題文
てんかん(epilepsy)について正しいのはどれか。2つ選べ。
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問題
看護師国家試験 第113回 問85(午前 問85) (訂正依頼・報告はこちら)
てんかん(epilepsy)について正しいのはどれか。2つ選べ。
- けいれん(convulsions)と同義である。
- 症候性てんかん(symptomatic epilepsy)は脳内病変を伴う。
- 単純部分発作(simple partial seizure)では意識障害を認める。
- 特発性の全般てんかん(generalized epilepsy)は高齢者に多い。
- 脳の神経細胞の発作性電気的興奮によって起こる。
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この過去問の解説 (2件)
01
てんかんの説明で適切なのは、「症候性てんかん(symptomatic epilepsy)は脳内病変を伴う」
「脳の神経細胞の発作性電気的興奮によって起こる」です。
不正解です。
けいれんは、骨格筋の発作的で不随意な収縮のことであり、てんかんは脳の器質的な障害が原因です。
てんかんの症状としてけいれんが起こることはあります。
正解です。
てんかんは、特発性てんかんと症候性てんかんに分類されます。
症候性てんかんは、脳腫瘍や先天奇形、脳血管障害などの脳内病変が原因です。
不正解です。
単純部分発作では、意識障害は起こりません。
意識障害を認めるのは、複雑部分発作です。
不正解です。
特発性の全般てんかんは、若年者に好発します。
高齢者に多いのは、症候性の部分てんかんです。
正解です。
てんかんは、脳の神経細胞の発作性電気的興奮によって起こります。
大脳皮質ニューロンの異常な興奮により、けいれんなどが生じます。
てんかん治療は、発作を抑制し続けることです。
したがって、患者は発作が起こっていない時期でも、2年以上を目安に抗てんかん薬を服用する必要があります。
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02
正解は「症候性てんかん(symptomatic epilepsy)は脳内病変を伴う」
「脳の神経細胞の発作性電気的興奮によって起こる」です。
てんかんとけいれんは異なります。
けいれんは、筋肉の不随意な収縮を指し、てんかんの一部症状であることもありますが、必ずしもけいれんがすべてのてんかんに含まれるわけではなく、また、けいれんが起こる原因は他にもあります。
症候性てんかんは、外傷や脳腫瘍、脳卒中などの脳内の明らかな病変が原因となって発症するてんかんです。
このタイプのてんかんは、特定の脳の障害が関与していることが明らかであり、その病変が発作を引き起こす原因となります。
単純部分発作では、意識障害は伴わないのが特徴です。
発作中でも意識が保たれているのが、複雑部分発作との違いです。
特発性全般てんかんは、主に若年者や小児期に多く発症します。
高齢者に多いのは症候性てんかんや脳血管障害などに起因するものが多いです。
てんかん発作は、脳の神経細胞が異常な電気的興奮を起こすことで発生します。
これにより、てんかん発作が引き起こされ、意識障害や痙攣などの症状が現れます。
てんかんは「電気的な乱れ」が原因となる疾患です。
てんかんは、脳の神経細胞の発作性の電気的興奮によって起こる疾患で、症候性てんかんは脳内病変を伴うことが多いです。
けいれんとてんかんは同義ではなく、単純部分発作では意識障害を伴わないのが特徴です。
また、特発性全般てんかんは高齢者に多いというわけではありません。
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