看護師の過去問
第113回
午後問39

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問題

看護師国家試験第113回午後　問39 （訂正依頼・報告はこちら）

創傷処置について適切なのはどれか。

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創傷処置を適切に行うことにより、感染の予防や創傷の治癒を促進することができます。

創傷が清潔で、感染の兆候（赤み、腫れ、熱感、膿など）がないことを確認することが重要です。

また、感染の兆候がない場合でも、創傷を清潔に保ち、必要に応じて適切なドレッシングを行うことや創傷の経過を観察し、変化があった場合には適切な処置を行うことが大切です。

選択肢1. ドレッシング材は創部の辺縁に合わせて貼付する。

ドレッシング材は創部の周囲に少し余裕を持たせるよう（3cmくらい外側まで覆う）に配置し、皮膚の動きに対応できるようにします。これにより、ドレッシングが剥がれにくくなります。

選択肢2. 肉芽形成の時期は強い水圧をかけて洗浄する。

肉芽形成は、創傷治癒の過程の一部で、新しい血管と結合組織が形成される段階です。この時期は、創部の治癒が進行している重要な時期です。

強い水圧での洗浄は、肉芽組織を傷つける可能性があり、治癒を妨げることがあります。特に新しい肉芽組織は脆弱なため、優しく扱う必要があります。

選択肢3. 感染徴候のない創傷の消毒は不要である。

感染徴候のない創傷に対しては、一般的に消毒は必ずしも必要ではないとされています。

理由としては、感染徴候がない創傷は、自己治癒能力が働いていることが多いため、過度な消毒が逆に治癒を妨げることがあるためです。

選択肢4. テープは皮膚から垂直方向に剝がす。

垂直にテープを剥がすことにより皮膚への負担や痛みを伴うことがあります。

皮膚への負担を最小にするため、テープは皮膚に対して水平方向に剝がすことが適切とされています。

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