看護師 過去問
第113回
問204 (午後 問84)
問題文
Sjögren<シェーグレン>症候群(Sjögren syndrome)でリンパ球が浸潤して障害が起こるのはどれか。2つ選べ。
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問題
看護師試験 第113回 問204(午後 問84) (訂正依頼・報告はこちら)
Sjögren<シェーグレン>症候群(Sjögren syndrome)でリンパ球が浸潤して障害が起こるのはどれか。2つ選べ。
- 胸腺
- 涙腺
- 甲状腺
- 唾液腺
- 副甲状腺
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は、「涙腺」と「唾液腺」です。
Sjögren<シェーグレン>症候群は、自己免疫疾患で、
涙腺や唾液腺などの外分泌腺にリンパ球による慢性的な炎症が起こります。
誤った解答です。
胸腺は、免疫系に関与する器官ですが、
Sjögren<シェーグレン>症候群による障害は起こりません。
正しい解答です。
Sjögren<シェーグレン>症候群により、涙腺にリンパ球浸潤がおよぶと、
涙の分泌が低下し、ドライアイとなります。
誤った解答です。
甲状腺は、内分泌器官で、
慢性的な炎症が起こる自己免疫疾患に橋本病があります。
橋本病は、同じ自己免疫疾患である、
Sjögren<シェーグレン>症候群や関節リウマチなどを合併しやすいですが、
主要臓器ではありません。
正しい解答です。
Sjögren<シェーグレン>症候群により、唾液腺にリンパ球浸潤がおよぶと、
唾液分泌が低下し、ドライマウスとなります。
誤った解答です。
副甲状腺は、内分泌器官で、
Sjögren<シェーグレン>症候群とは、直接関係がありません。
胸腺・甲状腺・副甲状腺は主要な障害部位ではないため、
正しい選択肢は 涙腺と唾液腺 です。
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02
Sjögren(シェーグレン)症候群では、リンパ球が浸潤して障害が起こるのは、「涙腺」と「唾液腺」です。
これにより、主に涙と唾液の分泌が低下し、ドライアイや口腔乾燥(ドライマウス)といった症状が出現します。
胸腺は免疫系の一部として働く器官ですが、Sjögren症候群で直接リンパ球浸潤による障害が起きる部位ではありません。
涙腺は、Sjögren症候群の主要な標的となる外分泌腺の一つであり、リンパ球の浸潤によって障害されます。
この結果、涙の分泌が低下し、ドライアイ(乾性角結膜炎)が生じます。
甲状腺は橋本病やバセドウ病などで自己免疫性の障害が起きることがありますが、Sjögren症候群でリンパ球の浸潤による直接的な障害が主に見られる部位ではありません。
唾液腺は、Sjögren症候群でリンパ球が浸潤する代表的な部位の一つです。
特に耳下腺や顎下腺などの大唾液腺が障害され、唾液の分泌低下による口腔乾燥(ドライマウス)が生じます。
副甲状腺は主にカルシウム代謝を調整するホルモン(パラトルモン)を分泌しますが、Sjögren症候群でリンパ球浸潤による障害が報告される部位ではありません。
Sjögren症候群では、「涙腺」と「唾液腺」がリンパ球の浸潤によって障害され、ドライアイやドライマウスが特徴的な症状として現れます。他の選択肢で挙げられた部位は、Sjögren症候群で主に障害される部位ではありません。
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