看護師 過去問
第114回
問157 (午後 問37)

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問題

看護師試験 第114回 問157(午後 問37) (訂正依頼・報告はこちら)

半座位で頸静脈怒張がみられるのはどれか。
  • 右心不全(right heart failure)
  • 広範囲熱傷(extensive burns)
  • 大動脈瘤破裂(ruptured aortic aneurysm)
  • アナフィラキシーショック(anaphylactic shock)

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この過去問の解説 (1件)

01

頸静脈怒張とは首の頸静脈が拡張して、皮膚の表面から血管が浮き出て見えるようになった状態を指します。

選択肢1. 右心不全(right heart failure)

正解

右房への血液がうっ滞し、静脈圧が上昇します。これが頸静脈の怒張となって現れることがあります。心タンポナーデや収縮性心膜炎だけでなく、三尖弁狭窄症、三尖弁閉鎖不全症などの疾患が原因です。

選択肢2. 広範囲熱傷(extensive burns)

不正解

広範囲熱傷では毛細血管透過性亢進し大量の血漿成分が血管外に漏出します。そのため低血圧・意識レベル低下などの症状が起こります。

選択肢3. 大動脈瘤破裂(ruptured aortic aneurysm)

不正解

大量出血により循環血液量減少性ショックを起こします。低血圧・意識レベル低下などの症状が起こります。

選択肢4. アナフィラキシーショック(anaphylactic shock)

アナフィラキーショックとは何かしらのアレルゲンに触れた後、数分から数時間で蕁麻疹、呼吸困難といった症状が現れることを指します。特に呼吸器・循環器症状が現れた時は危険です。血管が異常に拡張して循環血液量が不足すると血圧低下、ショック(分布異常性ショック)が起こり、アドレナリン投与が必要です。

 

まとめ

症状と病態を関連づけておきましょう。また、心臓の機能や血液の流れを整理しておくことも大切です。

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