公認心理師の過去問
第1回(2018年)
午後 問79
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問題
公認心理師試験 第1回(2018年) 午後 問79 (訂正依頼・報告はこちら)
認知心理学について、最も適切なものを1つ選べ。
- まとまりのある全体性を重視する。
- 内観と実験との2つを研究手法とする。
- 観察可能な刺激と反応との関係性を重視する。
- 心的過程は情報処理過程であるという考え方に基づく。
- 心理の一般性原理を背景にしながら個人の個別性を重視する。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は4です。
認知心理学は、情報処理の観点から生体の認知活動を研究する学問です。よって、4が正解です。
1.→まとまりのある全体性を重視する心理学は、「ゲシュタルト心理学」です。よって、1は誤りです。
2.→内観と実験との2つを研究手法としている心理学は、ヴントの「内観法」です。よって、2は誤りです。
3.→観察可能な刺激と反応との関係を重視する心理学は、ワトソンの「行動主義心理学」です。よって、3は誤りです。
5.→心理の一般性原理を背景にしながら個人の個別性を重視する心理学は、「人間性心理学」を指しています。よって、5は誤りです。
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02
また、2は「内観と実験」とありますから構成主義心理学、3は「刺激と反応(S-R)」ですから行動主義、5は「一般性原理」と「個別性」とあり、臨床心理学に関する記述です。
以上により、正解は4です。
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03
以下に解説します。
適切です。
認知心理学は、心の働きを情報処理の過程として理解しようとする学問分野です。情報処理モデルは、知覚、記憶、思考などの心的過程を、コンピュータのように情報を受け取り、処理し、出力するシステムとして考えます。このモデルに基づくアプローチは、認知心理学の中心的な考え方です。
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