公認心理師の過去問
第1回(2018年)
午後 問83

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問題

公認心理師試験 第1回(2018年) 午後 問83 (訂正依頼・報告はこちら)

観察法において、観察対象者に起こりそうな行動の一覧表を用意し、観察結果を記録する方法として、正しいものを1つ選べ。
  • 日誌法
  • 行動描写法
  • 行動目録法
  • 場面見本法
  • トランスクリプト

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この過去問の解説 (3件)

01

1の日誌法は特定の個人の行動の流れを記録する方法です。

2の行動描写法は、特定の状況において生じる行動を、時間の経過に沿ってすべて記録する方法です。

3の行動目録法は、予想される行動パターンを一覧表として準備し、観察中に発生した一覧表内の行動頻度をチェックする方法です。

4の場面見本法は、特定の場面において生じた全ての行動を記録する方法です。

5のトランスクリプトは、会話の逐語記録のことです。

以上により、正解は3です。

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02

正解は3です。

1.→日誌法とは、観察法のひとつで、ある特定の個人を日常的な行動の流れの中で観察・記録する方法を指します。よって、1は誤りです。

2.→行動描写法とは、逸話記録法、エピソード記録法とも呼ばれ、生起した行動を、「いつ・誰が・誰に・何をした」という形で直接的に描写する方法です。観察すべき行動をあらかじめ決めておかずに、日常的な流れの中で環境要因と行動を自由に記述します。よって、2は誤りです。

3.→行動目録法とは、事前に起こりそうな、または観察したい行動のカテゴリーを作成し、その行動が起こる度にチェックを行う方法を指します。よって、3は正しいです。

4.→場面見本法とは、観察者が注目する場面や事象に焦点を当てる方法を指します。よって、4は誤りです。

5.→トランスクリプトとは、会話や発言を録画、録音、逐語等で記録したものを指します。よって、5は誤りです。

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03

以下に解説します。

選択肢3. 行動目録法

正しいです。

行動目録法は、観察対象者に起こりそうな行動や事象の一覧表(目録)を事前に用意し、観察中にその目録に基づいて実際に観察された行動を記録する方法です。この方法は、特定の行動や事象を系統的に記録するのに役立ちます。

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