公認心理師 過去問
第2回(2019年)
問108 (午後 問110)

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問題

公認心理師試験 第2回(2019年) 問108(午後 問110) (訂正依頼・報告はこちら)

J. Belskyのモデルにおいて、親の養育行動に直接影響するものとして、不適切なものを1つ選べ。
  • 学歴
  • 仕事
  • 夫婦関係
  • 子どもの特徴
  • 社会的交友・支援関係

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は1です。

児童虐待のリスク要因として、J.Belskyは以下の3点を挙げました。

① 親の個人的な心理的資源
② 子どもの特徴・個性
③ ストレスやサポートの要因(夫婦関係、仕事、社会的交友、支援関係など)

このうち、③がもっとも養育行動に影響を与えます。

ここに該当しないのは1の「学歴」ですので、1が正解です。

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02

【正解:1】

J. Belskyは、乳幼児の子どもに対する親の養育行動を検討し、それに影響を与える要因として

・親の個人的な心理的資源

・子どもの特徴

・ストレスやサポートの要因(夫婦関係・仕事・社会的交友・支援関係など)

を挙げています。

また、これらの中で、特に養育行動に影響を与えるものは、ストレスやサポートの要因と考えました。

選択肢の中で、上記に含まれないのは1のみです。よって1が正解となります。

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03

正解は1です。

J.Belskyは、児童虐待のリスク要因について、親の養育行動に直接影響するものとして以下の3点を挙げています。

・親の個人的な心理的資源

・子どもの特徴・個性

・ストレスやサポートの要因(夫婦関係、仕事、社会的交友、支援関係等)

が挙げられています。

特に、「ストレスやサポートの要因」が親の養育行動にいちばん影響を与えると言われています。

(心理学用語の学習 https://psychologist.x0.com/terms/532.html より)

以上より、2~5は除外できます。よって、1が正解です。

参考になった数21

04

この問題で覚えておくべきポイントは以下の通りです。J. Belskyのモデルで述べられている親の養育行動の質に影響する具体的な内容が問われています。

では、問題を見てみましょう。

 

選択肢1. 学歴

正解です。

この項目は含まれていません。

選択肢2. 仕事

親の社会的要因の一つですので、適切です。

選択肢3. 夫婦関係

親の社会的要因の一つですので、適切です。

選択肢4. 子どもの特徴

親の対応は子供の特徴で変化しますので、適切です。

選択肢5. 社会的交友・支援関係

親の社会的要因の一つですので、適切です。

まとめ

養育行動に関与するものは、親の心理・感情的要因と、親子の社会的要因、子どもの特徴の3要因が当てはまります。それぞれ具体的な内容について理解しておきましょう。

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