正解は5です。
1. 対比効果:同じものごとでも、比べる対象が変わると印象も変わってくる現象のことを言います。
(例)面接の際に、あまり印象の良くない人を見た後に可もなく不可もない人を見ると、良い印象を持ってしまう。
→よって、これは採用面接で面接者が陥りやすい心理です。
2. 寛大化傾向:評価において評価結果が甘くなり、適切な評価ができなくなることを言います。
(例)面接の際に、評価者自身が自分の能力に十分自信がないために評価が甘くなり採用してしまう。
→よってこれは採用面接で面接者が陥りやすい心理です。
3.ハロー効果:ある対象を評価する時に、その人が持つ顕著な特徴に引きずられ、他の特徴についての評価がゆがめられることを言います。
(例)外見が良い人の評価が、他の特徴が良くなくても良い評価になってしまう。
→よって、これは採用面接で面接者が陥りやすい心理です。
4.ステレオタイプ:先入観のことを言います。多くの人に浸透している固定観念や思い込みのことです。
(例)女性はみんな結婚して仕事を辞めてしまうという固定観念を持っているので採用しない。
→よって、これは採用面接で面接者が陥りやすい心理です。
5.ブーメラン効果:人を説得するつもりが、かえって相手の強い反発を招いたり、逆効果を生んだりすることを言います。
(例)「勉強しなさい」とお母さんが言うと、かえって勉強しなくなる。
→面接官が何かを説得をして逆効果になる、ということはないため、採用面接で面接官が陥りやすい心理ではありません。よって、これが正解です。