公認心理師の過去問
第2回(2019年)
午後 問125
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問題
公認心理師試験 第2回(2019年) 午後 問125 (訂正依頼・報告はこちら)
病院において、公認心理師が医師から心理検査を含むアセスメントを依頼された場合、その結果を報告する際の留意点として、不適切なものを1つ選べ。
- 依頼された際の目的に応えられるように、情報を整理し報告する。
- 心理的側面のみでなく、生物学的側面や社会環境も統合して報告する。
- クライエントの処遇や治療方針を決めるための参考になるよう配慮する。
- 心理検査の結果を他の情報と照合することはせず、心理検査からの客観的報告にとどめる。
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この過去問の解説 (2件)
01
医師から心理検査を含むアセスメントを依頼された場合、結果を報告する際の留意点として、以下のものが挙げられます。
・医師に依頼された目的に応えられるよう、情報を整理して報告します。
・生物的・心理的・社会的モデルにのっとり、身体的なこと、社会的なこと、心理的なことを総合して報告することが大事です。
・医師がクライエントの治療方針を決めるための参考資料になるよう配慮することも大事です。
そのためには、心理検査を他の情報と統合し、クライエントを総合的に見る視点が大事ということです。
よって、不適切なのは 4 です。
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02
【正解:4】
心理アセスメントとは何かを考えれば、おのずと正解が選べると思います。
心理アセスメントは、クライアントに対し、その人格や状況、規定因などに関する情報を系統的に収集・分析し、その結果を統合してクライアントへの介入方針を決定するための仮説を立てる過程のことを言います。
ですから、クライアントに関する様々な情報を統合する必要があります。
また、報告する相手(本問では医師)が理解しやすいように報告しなければ、適切な仮説は立てられません。
以上により、1~3は正しく、4は誤りとなります。
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