公認心理師の過去問
第2回(2019年)
午後 問129
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問題
公認心理師試験 第2回(2019年) 午後 問129 (訂正依頼・報告はこちら)
PECSの説明として、正しいものを2つ選べ。
- 質問への応答から指導を始める。
- 応用行動分析の理論に基づいている。
- 身振りを意思伝達の手段として用いる。
- 補助代替コミュニケーションの一種である。
- 自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害<ASD>ではない子どもに、より効果的である。
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この過去問の解説 (2件)
01
PECS(絵カード交換式コミュニケーション・システム:the Picture Exchange Communication Systemの略):話し言葉によるコミュニケーションに困難のある自閉症児の代替コミュニケーションです。自閉症児が自分の要求を相手に伝えたり、コミュニケーションを自発的にとることを重視しています。指導法は、応用行動分析(ABA)と言語行動に大きく影響を受けています。
1.→コミュニケーションを自発的にとることを重視しているため、これは誤りです。
2.→指導法は応用行動分析に基づいているため、これは正しいです。
3.→絵カードを意思伝達の手段として用いるため、これは誤りです。
4.→補助代替コミュニケーションの一種であるため、これは正しいです。
5.→自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害の子どもに、より効果的であるため、これは誤りです。
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02
【正解:2と4】
PECSは、絵カード交換式コミュニケーション・システム(the Picture Exchange Communication System)の略です。
話し言葉によるコミュニケーションに困難がある自閉症児のための拡大・代替コミュニケーションであり、アンディ・ボンディとロリ・フロストにより考案されました。
PECSにおいては、自閉症児が自分の要求を相手に伝えることや、コミュニケーションの自発が重視されています。
また、その指導においては、応用行動分析と言語行動の影響を強く受けています。
上記より、1、3、5は誤り、2と4は正しいことが分かります。
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