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公認心理師の過去問 第3回(2020年) 午後 問97

問題

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MMSEについて、正しいものを1つ選べ。
   1 .
非言語性課題が3問ある。
   2 .
人の見当識課題は含まれない。
   3 .
シリアル7課題(100から7を順に引く)は4回まで行う。
   4 .
直後再生課題に続く4課題の後に、遅延再生課題が実施される。
   5 .
直後再生課題では、全ての名称を言えるまで4回繰り返して尋ねる。
( 公認心理師試験 第3回(2020年) 午後 問97 )
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この過去問の解説 (3件)

79

正答は2です。

MMSE(精神状態短時間検査)とは、認知機能を評価するための検査であり、認知症のスクリーニング検査として用いられています。

内容は、

①見当識(時に関する見当識・場所に関する見当識)

②記銘

③注意と計算(シリアル7課題・逆唱課題)

④再生

⑤呼称

⑥復唱

⑦理解

⑧読字

⑨書字

⑩描画

の項目で構成されています。

得点は30点満点で、23点以下の場合は認知症の疑いがあるとされています。

1 上記の項目のうち、「描画」(ある図形と同じ図形を描く)の項目が該当します。よって「3問」との記述は誤りとなります。

2 「見当識」は、時間と場所に関する課題となっており、人の見当識は含まれていません。したがって、正答です。

3 7を順に引いていく手順は「5回繰り返す」とされており、誤りとなります。

4 記銘(直後再生課題)の後に、計算の課題を行い、その後に再生(遅延再生課題)を実施するといった流れとなるため、間は1課題です。「4課題の後に」との記述は誤りとなります。

5 記銘(直後再生課題)においては、検査者が言う3つの単語を全て言えるまで、6回は繰り返して良いとされており、「4回」という部分は誤りとなります。

付箋メモを残すことが出来ます。
39

正答は2です。

MMSE(ミニメンタルステート検査)とは、認知症のスクリーニング検査です。

評価項目は11問で、所要時間は10〜15分程度になります。

30点満点で、23点以下の場合に認知症が疑われ、24点以上27点以下で軽度認知障害(MCI)、28点以上が健常者と判定されます。

評価項目の11問は以下の通りです。

①時間の見当識 ②場所の見当識 ③即時想起(記銘)④計算 ⑤遅延再生 

⑥物品呼称 ⑦文章復唱 ⑧口頭指示 ⑨書字指示 ⑩文章書字 ⑪図形模写

1 .MMSEにおける11問の評価項目うち、言語性課題は、①時間の見当識、②場所の見当識、③即時想起、④計算、⑤遅延再生、⑥物品呼称、⑦文章復唱 の7項目です。

そして、動作性課題は、⑧口頭指示、⑨書字指示、⑩文章書字、⑪図形模写 の4項目です。

よって、非言語性課題は4問となり、記述は誤りです。

2 .見当識課題は①時間の見当識と②場所の見当識のため、記述の「人の見当識課題は含まれない」は正しいです。

3 .シリアル7課題は④計算の課題で、100から7を順に引くのは「4回」ではなく「5回」まで行います。

よって、誤りです。

4 .直後再生課題は③即時想起(記銘)の課題で、次に④計算、⑤遅延再生と課題が続きます。

直後再生課題に続く、1課題の後に遅延再生課題が実施されることになります。

よって、記述の「4課題の後に」は誤りです。

5 .直後再生課題(③即時想起)では、3つの言葉を全ての名称を言えるまで、「4回」ではなく、「6回」まで繰り返します。

そして⑤遅延再生課題で、この3つの言葉を再度復唱してもらいます。

よって、記述は誤りです。

24

正答は2です。

MMSE(ミニメンタルステート検査)は、認知障害を測定する検査です。

日本語版として、MMSE-J(精神状態短時間検査-改訂日本版)があります。

MMSEは、11項目からなる30点満点の認知機能検査です。

・時間の見当識、場所の見当識、単語の即時再生と遅延再生、計算、物品呼称、文章復唱、3段階の口頭命令、書字命令、文章書字、図形模写、の11項目です。

・23点以下が「認知症疑い」です。

・27点以下(27~24点)は、「軽度認知症害(MCI)」が疑われます。

・所要時間は6~10分です。

1.「非言語性課題が3問ある」というのは、誤りです。

2.「人」の見当識課題は含まれませんので、正しいです。

見当識課題は、「時間」と「場所」のみです。

3.シリアル課題は、5回まで行いますので、誤りです。

4.「遅延再生課題」は、「単語の即時記銘」で使用した単語を、いくつか言う課題です。

「単語の即時記銘」の次の課題の後に、「遅延再生課題」があります。

「直後再生課題に続く4課題」という記述は、誤りです。

5.「遅延再生課題」において、「全ての名称を言えるまで4回繰り返して尋ねる」という手続きはありません。

「3つの単語が答えられるようになるまで6回は繰り返してもよい」とされています。

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