公認心理師の過去問
第4回(2021年)
午前 問7

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問題

公認心理師試験 第4回(2021年) 午前 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

P. Wall とR. Melzack のゲートコントロール理論が、元来、対象としていた感覚として、最も適切なものを1つ選べ。
  • 温覚
  • 嗅覚
  • 痛覚
  • 触圧覚
  • 自己受容感覚

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この過去問の解説 (2件)

01

正答は3です。

1. 温覚は、皮膚より高い温度刺激によって生じる感覚です。

皮膚の温点で感じます。

2. 嗅覚は、においの感覚です。

揮発性物質が嗅覚器の感覚細胞に化学的刺激を与えることによって生じます。

3. 痛覚は、痛みの感覚です。

ゲートコントロール理論は、P. WallとR. Melzackが1965年に発表した、痛みの制御に関する学説です。

神経回路の研究は、鎮痛効果を得るための研究として、近年注目を集めています。

4. 触圧覚は、ものに触れた時に感じる感覚と、触点が外部からやや強く刺激され感じる圧迫感のことです。

5. 自己受容感覚は、脳内で身体の位置を調整する感覚のことです。

L. R. Harrisは、逆さ眼鏡によって見える位置に身体の位置感覚を変更していくことが、知覚順応の本質であるという仮説を立てています。

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02

ゲートコントロール理論とは、痛みを感じたときに、その周辺に触れることで痛みが和らぐ現象を説明した理論です。

そのため正答は「痛覚」となります。

選択肢1. 温覚

ゲートコントロール理論は痛みに関する理論ですので、不適切です。

選択肢2. 嗅覚

ゲートコントロール理論は痛みに関する理論ですので、不適切です。

選択肢3. 痛覚

ゲートコントロール理論は痛みに関する理論ですので、適切です。

選択肢4. 触圧覚

ゲートコントロール理論は痛みに関する理論ですので、不適切です。

選択肢5. 自己受容感覚

ゲートコントロール理論は痛みに関する理論ですので、不適切です。

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