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公認心理師の過去問 第4回(2021年) 午前 問10

問題

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失読と失書について、最も適切なものを1つ選べ。
   1 .
純粋失書では、写字が保たれる。
   2 .
失読失書の主な責任病巣は、海馬である。
   3 .
純粋失読の主な責任病巣は、帯状回である。
   4 .
失読失書では、なぞり読みが意味の理解に有効である。
   5 .
純粋失読では、自分が書いた文字を読むことができる。
( 公認心理師試験 第4回(2021年) 午前 問10 )
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この過去問の解説 (1件)

76

正答は1です。

1. 失書とは、手や腕の運動障害がないのに文字が書けなくなる症状のことです。

大脳の後天的な局所的損傷によって起きるもので、種々のタイプがあります。

純粋失書は、左前頭葉病変で生じるとされており、最近では、左頭頂葉の角回周辺の病変で生じる可能性が示されています。

純粋失書は自発書字、書き取りのみが障害されます。

写字は保たれます。

2. 失読失書には、角回型と側頭葉後下部型があります。

失読失書の責任病巣は、海馬ではありません。

3. 純粋失読の責任病巣は、左右の大脳半球をつなぐ連合線維である脳梁の後部にある脳梁膨大部と、一次視覚野です。

4. 失読失書のうち、角回型失読失書は、仮名の失読、漢字の失書が特徴です。

側頭葉後下部型失読失書は、漢字に選択的な失読失書です。

ここでいうなぞり読みは、文字を手や指でなぞってそれがどのような語か理解するということです。

なぞり読みが可能なのは、純粋失読です。

5. 純粋失読は、文字認知の段階における障害なので、自分が書いた文字を読むことはできません。

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