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公認心理師の過去問 第4回(2021年) 午後 問137

問題

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30歳の男性A、会社員。喫煙をやめたいが、なかなかやめられないため、会社の健康管理室を訪れ、公認心理師Bに相談した。Bは、Aが自らの行動を観察した結果を踏まえ、Aの喫煙行動を標的行動とし、標的行動の先行事象と結果事象について検討した。
先行事象が、「喫煙所の横を通ったら、同僚がタバコを吸っている」であるとき、結果事象として、最も適切なものを1つ選べ。
   1 .
喫煙所に入る。
   2 .
タバコを吸う。
   3 .
同僚と話をする。
   4 .
自動販売機で飲み物を買う。
   5 .
コンビニエンス・ストアでタバコを買う。
( 公認心理師試験 第4回(2021年) 午後 問137 )
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この過去問の解説 (2件)

3

正答は「同僚と話をする」です。

事例の男性Aの行動を、三項随伴性の枠組みで捉える問題です。先行事象(Antecedent)‐標的行動(Behavior)‐結果事象(Consequence)の頭文字を取って、ABC分析と呼びます。

標的行動(B)が喫煙行動とし、先行事象(A)が「喫煙所の横を通ったら、同僚がタバコを吸っている」である、ということから、男性Aの喫煙行動は、「同僚がたばこを吸っている」のを見ることによって喚起されるということ、つまり、同僚がいなければ喫煙行動が起きないということになります。

男性Aの喫煙行動が強化または維持され続けるには、結果事象(C)が男性Aにとって報酬となるような状況であるはずです。よって、「同僚と話をする」が最も適切です。

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1

この例文の内容と先行事象、結果事象という言葉から認知行動療法の中の三項随伴性を先ずは考える必要があります。

そうすると、刺激(先行事象)➡反応(標的行動)➡結果(結果事象)と考えることが出来、結果事象は、この問題行動の維持(行動が増える)要因になっているはずです。

ここでミソなのは、【喫煙所の横を通ったら】ではなく、【喫煙所の横を通ったら、同僚がタバコを吸っている】ことが先行事象として、取り上げられている点です。

この男性Aは喫煙だけでなく、同僚といることも維持・強化される要因と予想しないといけません。

そうすると、

先行事象(喫煙所の横を通ったら、同僚がタバコを吸っている)

→標的行動(喫煙所で喫煙する)

→結果事象(同僚に関する内容)となります。

選択肢3. 同僚と話をする。

三項随伴性の内容の予測に該当するため正解です。

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