公認心理師の過去問
第1回 追加試験(2018年)
午前 問10
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問題
公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 午前 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
周囲の状況の影響を十分に考慮せずに、他者の行動が内的属性に基づいて生じていると評価する傾向について、正しいものを1つ選べ。
- 対比効果
- 割増原理
- 転向モデル
- 対応バイアス
- セルフ・ハンディキャッピング
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この過去問の解説 (2件)
01
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02
バイアスに関する問題です。
対比効果とは、比較する刺激によって、対象の見え方や価値が違って感じられることです。例えば、同じ濃さのグレー色の図形を、背景を白にするか黒にするかで、色の濃さが違って見えたりすることです。
割増原理は、結果に対して、促進する要因のみの場合よりも、抑制要因と促進要因の両方がある場合に促進要因の割合が大きく判断されるという理論です。
転向モデルとは、ステレオタイプが変わっていく変容過程のモデルの一つである。特定の反ステレオタイプ情報により劇的にステレオタイプが変容していくモデルである。
対応バイアスとは、「基本的な帰属のエラー」ともいわれ、外的要因(周囲の状況など)を考慮せず、内的要因(性格など)に基づいて、他人の態度や行動が生じていると評価することです。
セルフ・ハンディキャッピングとは、自らの課題の遂行について成功の確信が持てない場合に、課題遂行を妨害するような要因を自ら作り出すなどして、成功しなかった場合に自己評価を下げずに済まそうとする自己防衛的な態度のことです。
バイアスに関してはたくさんの概念があるので、基本的なものをまとめて整理しておく必要があります。
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