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公認心理師の過去問 第1回 追加試験(2018年) 午前 問10

問題

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周囲の状況の影響を十分に考慮せずに、他者の行動が内的属性に基づいて生じていると評価する傾向について、正しいものを1つ選べ。
   1 .
対比効果
   2 .
割増原理
   3 .
転向モデル
   4 .
対応バイアス
   5 .
セルフ・ハンディキャッピング
( 公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 午前 問10 )
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この過去問の解説 (2件)

6
  1. 正解は4です。
  2. 1. 明るさや色を知覚する際、対象だけではなく、その周囲にあるものの影響を受けます。対比とは例えば、同じ明るさのグレーの紙が2枚あって1枚目を黒い紙と並べ、2枚目を白い紙と並べた場合、2枚目のグレーの紙の方が暗く見えるといった現象のことです。(⇄同化)
  3. 2. 割増原理とは帰属理論の一つです。割増原理とは、例えば「成績が悪かったAさんが難関大学に合格した。Aさんが合格したのは、入手困難な参考書を一人だけ手に入れて、勉強したからである」といった理由づけのことです。Aさんの合格の要因は他にも「運や努力」など多くあるはずですが、「入手困難な参考書を手に入れた」という原因が目立つ(割増に見える)あまり、他の要因が霞んでしまいます。(⇄割引原理)
  4. 3. 転向モデルとは、ステレオタイプが変化する現象のことです。例えば「日本人は礼儀正しい」というステレオタイプを持った外国人が、粗野な振る舞いをする日本人に出会ったとき、「日本人なのに乱暴だ」とそれまでのステレオタイプが覆されることを指します。
  5. 4. 対応バイアスとは、言動の原因をその人の性格などの内的属性に求めようとする傾向のことです。例えばある俳優が嫌な役を演じるのを見て「その俳優は嫌な奴に違いない」と判断してしまうことが挙げられます。
  6. 5. セルフ・ハンディキャッピングとは防衛の一つで、自らハンデを課すことで本来の力を発揮できないようにすることを指します。例えば試験前日わざと友人と遊んで過ごし、「前日に遊んでいたから実力が発揮できなかったのは仕方ない」と自分に言い聞かせるようなことが挙げられます。

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バイアスに関する問題です。

選択肢1. 対比効果

対比効果とは、比較する刺激によって、対象の見え方や価値が違って感じられることです。例えば、同じ濃さのグレー色の図形を、背景を白にするか黒にするかで、色の濃さが違って見えたりすることです。

選択肢2. 割増原理

割増原理は、結果に対して、促進する要因のみの場合よりも、抑制要因と促進要因の両方がある場合に促進要因の割合が大きく判断されるという理論です。

選択肢3. 転向モデル

転向モデルとは、ステレオタイプが変わっていく変容過程のモデルの一つである。特定の反ステレオタイプ情報により劇的にステレオタイプが変容していくモデルである。

選択肢4. 対応バイアス

対応バイアスとは、「基本的な帰属のエラー」ともいわれ、外的要因(周囲の状況など)を考慮せず、内的要因(性格など)に基づいて、他人の態度や行動が生じていると評価することです。

選択肢5. セルフ・ハンディキャッピング

セルフ・ハンディキャッピングとは、自らの課題の遂行について成功の確信が持てない場合に、課題遂行を妨害するような要因を自ら作り出すなどして、成功しなかった場合に自己評価を下げずに済まそうとする自己防衛的な態度のことです。

まとめ

バイアスに関してはたくさんの概念があるので、基本的なものをまとめて整理しておく必要があります。

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