公認心理師の過去問
第1回 追加試験(2018年)
午前 問11

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問題

公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 午前 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

知的な遅れがなく、社会性やコミュニケーションを中心とした発達障害が疑われる児童に対して用いる検査として、最も適切なものを1つ選べ。
  • ADHD-RS
  • ADOS-2
  • M-CHAT
  • Vineland-Ⅱ
  • WISC-Ⅳ

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この過去問の解説 (2件)

01

児童の発達障害のアセスメントに関する問題です。

設問からASDの可能性が高く、児童の年齢に即した検査を選ぶ問題です。

選択肢1. ADHD-RS

ADHDの検査です。

選択肢2. ADOS-2

適切です。ASD疑いの幼児から成人までを対象としています。

選択肢3. M-CHAT

ASD疑いの乳幼児(2歳前後)を対象とした検査です。

選択肢4. Vineland-Ⅱ

適応行動尺度で、特定の発達障害を測定する検査としては不適切です。

選択肢5. WISC-Ⅳ

児童を対象とした知能検査です。

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02

1. ADHD-RSとはADHD特性を測定する検査です。

  1. 2. ADOS-2とはASD(自閉症スペクトラム)の特性を測定する検査で、子どもが課題にどのように取り組むかを観察して得点化するものです。
  2. 3. M-CHATとは乳幼児期自閉症チェックリスト(修正版)のことで、16ヶ月~30ヶ月の子どもが対象になります。
  3. 4. Vineland-Ⅱとは適応行動の程度をアセスメントする検査で、他の発達障害の検査とテストバッテリーを組まれることが多いです。
  4. 5. WISC-Ⅳとはウェクスラー式知能検査の「児童用」にあたります。

設問には「知的な遅れがなく社会性やコミュニケーションを中心とした発達障害が疑われる児童」とあるので、ASDの可能性が考えられます。ASDの特性を測る検査はADOS-2なので正解は2です。

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