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公認心理師の過去問 第1回 追加試験(2018年) 午前 問16

問題

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初回面接でのクライエントとの関わりにおいて必要な態度として、最も適切なものを1つ選べ。
   1 .
ラポール形成のために、早急な助言を控える。
   2 .
クライエントの主観的現実よりも客観的事実を重視する。
   3 .
クライエントの言葉に疑義を挟まず、そのままの言葉を返す。
   4 .
主訴と状況を早く理解するために、できるだけ多くの情報を得る。
   5 .
クライエントが主訴とその状況を話しやすいよう、定型の質問を準備しておく。
( 公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 午前 問16 )
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この過去問の解説 (2件)

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初回面接における基本的な態度を問う問題です。

選択肢1. ラポール形成のために、早急な助言を控える。

適切です。早急な助言は、クライエントを傷つけてしまう可能性もあり、控えた方が良いでしょう。

選択肢2. クライエントの主観的現実よりも客観的事実を重視する。

先ずは、クライエントの語る主観的現実を受け止める方が良いでしょう。

選択肢3. クライエントの言葉に疑義を挟まず、そのままの言葉を返す。

単なるオウム返しは、クライエントに不信感を与える場合もあります。分からない点は、聞き返し、クライエントに確認しても良いでしょう。

選択肢4. 主訴と状況を早く理解するために、できるだけ多くの情報を得る。

クライエントのペースを尊重し、先ずはクライエントの話したいことを傾聴をすると良いでしょう。

選択肢5. クライエントが主訴とその状況を話しやすいよう、定型の質問を準備しておく。

定型の質問を用意しておくことで、クライエントが話しやすくなるとは限らず、初回面接の必要な態度として該当しません。

まとめ

初回面接では、クライエントとの信頼関係(ラポール)を築くことが最も重要です。基本的な情報収集も行いますが、クライエントの気持ちに寄り添う姿勢が求められます。

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正解は1です。

  1. 1. 初回面接ではクライエントとのラポール(信頼関係)を形成することが優先されます。助言はクライエントとのラポールがある程度形成されてから行うべきなので適切です。
  2. 2. クライエントの認知の特徴を捉える際、その主観的現実と客観的事実との「ズレ」がヒントになります。よってどちらかを重視するというのは適切ではありません。
  3. 3. これはロジャーズの「反射」と呼ばれる技法ですが、「疑義を挟まずそのままの言葉を返す」ことはクライエントの病理や認知の歪みを助長することになりかねません。
  4. 4. 初回面接では情報を得ることよりもラポール形成が優先されるので適切ではありません。
  5. 5. 初回面接での質問は個々のクライエントの知的水準や病理、置かれている状況に合わせて発するものです。あらかじめ定型の質問を準備しておくことは適切ではありません。

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