公認心理師 過去問
第1回 追加試験(2018年)
問50 (午前 問50)

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問題

公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 問50(午前 問50) (訂正依頼・報告はこちら)

加齢の影響を受けにくい記憶として、適切なものを2つ選べ。
  • 意味記憶
  • 手続記憶
  • 展望記憶
  • エピソード記憶
  • ワーキングメモリ

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は12です。

1.→〇

意味記憶とは、蓄積された一般知識などです。意味記憶は加齢による影響は受けにくいです。

2.→〇

手続き記憶とは自転車の乗り方など身体的な感覚や動作に関する記憶です。手続き記憶も加齢の影響を受けにくいです。

3.→✖

展望記憶とは、未来に関する記憶です。予定や約束などが当てはまります。こちらは加齢の影響を受けやすいです。

4.→✖

エピソード記憶とは体験を伴う記憶です。昨日の出来事や朝食で何を食べたか等が当てはまります。こちらも加齢による影響を受けやすいです。

5.→✖

ワーキングメモリーとは短期記憶の一つで、電話番号をメモするために覚えておくなど情報の処理で用いられます。こちらも加齢による影響を受けやすいです。

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02

正解は1と2です。

  1. 1. 意味記憶は結晶性知能の一つで、ものの名前などを指します。知識や経験によって増えやすいため、加齢の影響を受けにくいと言われています。
  2. 2. 手続記憶とは、お箸の持ち方や自転車の操縦など、意識せずとも身体が覚えている記憶のことです。習慣的に身についているため、加齢によって衰えにくいとされています。
  3. 3. 展望記憶とは、あらかじめ決められた約束や今後の予定を覚えておく記憶のことです。例えば「今日10時に外出する」場合、その予定を記憶し、間に合うように準備をするといった能力が求められます。加齢とともに影響を受けやすく、約束を忘れたり準備が間に合わなかったりしやすくなります。
  4. 4. エピソード記憶とは自分の経験した出来事にまつわる記憶です。例えば「昨日の夕食が思い出せない」というように、いつどこで何をしたかという記憶は加齢によって影響を受けやすいとされています。
  5. 5. ワーキングメモリ(作動記憶)とは短期記憶の一つで、記憶を一時的に保持したり処理する記憶のことです。加齢の影響を受けやすいため、二つ以上のことを同時に行うことが難しくなります。

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03

記憶に関する問題です。

この問題の正答は、「意味記憶」「手続記憶」です。

 

では、選択肢を見てみましょう。

選択肢1. 意味記憶

正答です。

意味記憶とは、一般的な知識の記憶です。言葉の意味、物の名前などを指し、加齢の影響を受けにくい部分です。

 

選択肢2. 手続記憶

正答です。

手続記憶とは、生活習慣や作業を達成するための方法などの記憶を言います。食事や着替えの方法、料理の進め方などを指しており、加齢の影響を受けにくい部分です。

選択肢3. 展望記憶

誤りです。

展望記憶とは、未来の予定や約束についての記憶です。これは、加齢の影響を受けて忘れやすくなると言えます。

選択肢4. エピソード記憶

誤りです。

エピソード記憶とは、いつ、どこで、誰が、何をしたのように、自分の体験に関する記憶です。これは、加齢の影響を受けて忘れやすくなる、曖昧になると言えます。

選択肢5. ワーキングメモリ

誤りです。

ワーキングメモリとは、一時的に記憶した情報を頭の中に留める、整理するような力を指します。これは、加齢の影響を受け、一度に覚えられる量が減る、忘れやすくなると言えます。

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