公認心理師 過去問
第1回 追加試験(2018年)
問80 (午後 問80)

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問題

公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 問80(午後 問80) (訂正依頼・報告はこちら)

人間性心理学の特徴として、最も適切なものを1つ選べ。
  • 科学的であることを強く主張する。
  • 人間の健康的で積極的な側面を強調する。
  • 価値や未来よりも過去や環境を重視する。
  • 代表的なものとしてアフォーダンス理論がある。
  • 動物と比較して人間らしい性質を系統発生的に明らかにする。

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この過去問の解説 (3件)

01

人間性心理学は、1940年代以降、精神分析学、行動主義に対する批判が強まるなかで、その中から人間の主体性を重視した心理学として、生まれてきました。

A.H.Maslowの欲求階層説や、C.R.Rogersの来談者中心療法に代表されます。

選択肢1. 科学的であることを強く主張する。

科学的であることを強く主張するというのものとは異なります。

選択肢2. 人間の健康的で積極的な側面を強調する。

記述のとおりです。

人間性心理学は、人間の健康的で積極的な側面を強調します。

人間を自己実現に向かって歩む主体的な存在としてとらえ、その潜在的能力と成長力を重視します。

選択肢3. 価値や未来よりも過去や環境を重視する。

過去や環境ではなく、価値や未来を重視します。

選択肢4. 代表的なものとしてアフォーダンス理論がある。

アフォーダンス理論は、生物学的見方を基にしています。

知覚心理学の理論です。

選択肢5. 動物と比較して人間らしい性質を系統発生的に明らかにする。

動物と比較して人間らしい性質を系統発生的に明らかにするというのは、比較心理学の説明です。

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02

正解は2です。

1.→×

ワトソン行動主義の特徴です。

ワトソンは外部から観察可能行動を分析することが、客観的・科学的な分析であると唱えました。

2.→○

ロジャーズは、人間は成長力自己実現の欲求を潜在的にもっていると考えました。

3.→×

フロイト精神分析学過去を、ワトソン行動主義環境を重視しました。

4.→×

アフォーダンス理論とは、情報によって行動を調節していると考える認知心理学の理論です。

5.→×

進化心理学は人間の行動や心理の進化を明らかにしようとしました。

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03

以下に解説します。

選択肢1. 科学的であることを強く主張する。

×

 

人間性心理学では人間を全体的に捉え、創造性や自己実現といった側面を強調するため、科学的であることを強く主張するような考え方とは相容れません。

選択肢2. 人間の健康的で積極的な側面を強調する。

 

適切です。

人間性心理学では、今までの心理学的潮流とは異なり人間の持つポジティブな要素を強調します。

選択肢3. 価値や未来よりも過去や環境を重視する。

×

 

人間性心理学では過去や現在の環境よりも未来に目を向け、今後の成長や自己実現を重視するものであるため、不適切な選択肢になります。

選択肢4. 代表的なものとしてアフォーダンス理論がある。

×

不適切です。

アフォーダンス理論は知覚や認知といった生態学的な要素から派生した概念であるため、人間性心理学の特徴であるとはいえません。

選択肢5. 動物と比較して人間らしい性質を系統発生的に明らかにする。

×

 

不適切です。

人間性心理学の主たる考え方に「動物との比較」や「性質を系統発生的に明らかにする」というものはありません。

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