公認心理師 過去問
第1回 追加試験(2018年)
問82 (午後 問82)
問題文
クロス集計表の連関の検定で利用される確率分布として、正しいものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 問82(午後 問82) (訂正依頼・報告はこちら)
クロス集計表の連関の検定で利用される確率分布として、正しいものを1つ選べ。
- F分布
- t分布
- 2項分布
- 正規分布
- カイ2乗分布
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この過去問の解説 (3件)
01
クロス集計表とは、2つの質的変数の同時分布を示す表のことです。
F分布は、群間の量的変数の分散に差があるかを検定する際に用いられます。
t分布は、t検定で用いられます。
t検定では、2群間の量的変数の平均値の差を検定します。
2項分布とは、離散確率分布のことです。
例えば、結果が成功か失敗かの試行を行った際は、成功回数を確率変数とします。
正規分布とは、確率分布の中でも、左右対称・釣り鐘型の分布です。
統計学において、母集団の分布として仮定されることが多いです。
カイ2乗分布は、クロス集計表の連関の検定で利用される確率分布です。
質的変数の出現率をまとめたクロス集計表の差を分析する際に用いる分布です。
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02
正解は5です。
連関とは、質的変数の関連のことです。
1.→×
F分布は分散分析の確率分布のことです。確率分布とは、どのくらいの確率で起こるかをグラフで表したものです。
2.→×
t分布はt検定の確率分布のことです。
3.→×
二項分布とは、特定の現象が何回起こるかを表します。
4.→×
正規分布は釣鐘型で、平均値を中心に左右対称に分布しています。
5.→○
人数の分布を分析する際によく用いられます。カイ二乗検定ではクロス集計表を分析することが多いです。
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03
以下に解説します。
×
F分布は分散分析を行う際に算出される確率分布であるため、不適切な選択肢になります。
×
t分布はt検定を行う際に算出される確率分布であるため、不適切な選択肢になります。
×
2項分布はベルヌーイ試行(結果が2項のみであり確率が等価の施行)を行う際に用いられる確率分布であるため、不適切な選択肢になります。
×
正規分布は量的変数の確率分布を仮定する際に用いられるものであり、クロス集計表のような質的変数同士の分析を行う際には用いられません。
よって不適切な選択肢になります。
〇
適切です。
クロス集計表のような質的変数同士の連関を分析する記述統計においては、カイ2乗分布を用いることができます。
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