公認心理師の過去問
第1回 追加試験(2018年)
午後 問103
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問題
公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 午後 問103 (訂正依頼・報告はこちら)
抗精神病薬の錐体外路系副作用として、正しいものを1つ選べ。
- 眠気
- 不整脈
- 認知機能障害
- 高プロラクチン血症
- 遅発性ジスキネジア
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は5です。
錐体外路症状とは、抗精神病薬などの副作用により起こるものです。
パーキンソン症候群とも言われます。
具体的には、小刻み歩行・手の震え・流涎・動作緩慢・アカシジア(静座不能)・ジスキネジア(口をもぐもぐする)・ジストニア(舌や眼球のつっぱり)など。
1、× 抗精神病薬の副作用としてはあり得ますが、錐体外路症状ではないです。
2、× 抗精神病薬の副作用としてはあり得ますが、錐体外路症状ではないです。
3、× 抗精神病薬の副作用としてはあり得ますが、錐体外路症状ではないです。
4、× 抗精神病薬の副作用としてはあり得ますが、錐体外路症状ではないです。
5、〇 抗精神病薬を投与後、長時間たって生じるため、遅発性ジスキネジアと言われます。
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02
抗精神病薬の錐体外路系副作用について問われています。
眠気は、抗精神病薬の錐体外路系副作用ではありません。
不整脈は、抗精神病薬の錐体外路系副作用ではありません。
認知機能障害は、抗精神病薬の錐体外路系副作用ではありません。
高プロラクチン血症は、抗精神病薬の錐体外路系副作用ではありません。
遅発性ジスキネジアは、抗精神病薬の錐体外路系副作用です。
錐体外路症状には、アカシジア、ジストニア、ジスキネジア、パーキンソニズムなどがあります。
遅発性ジスキネジアは、抗精神病薬を投与してから、長時間経過した後に生じます。
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03
正解は5です。
錐体外路症状とは、抗精神病薬の副作用としてあらわれる主に運動機能の症状です。
アカシジア・・・四肢がむずむずする異常知覚です。落ち着きなく動かしたり、長時間座っていられなくなったりします。
ジスト二ア・・・筋収縮や緊張に関する運動障害です。顔や首がこわばったり、舌がでたままになったり、眼球上転したりします。
ジスキネジア・・・無意識で反復的な運動です。口をもごもごしたり、手足が勝手に動いたりします。
パーキンソ二ズム・・・振戦や緩慢動作、歩行障害などが現れます。
1.→✖
抗精神病薬の副作用として過鎮静があります。過鎮静とは、眠気やふらつき、倦怠感、疲労感などの症状があります。錐体外路症状とは異なる副作用です。
2.→✖
錐体外路症状とは異なる副作用です。
3.→✖
錐体外路症状とは異なる副作用です。
4.→✖
高プロラクチン血症とは、抗精神病薬の副作用の一つです。高プロラクチン血症とは、乳汁分泌の異常や月経不順、性機能障害、骨密度低下などが現れます。
5.→〇
遅発性ジスキネジアは錐体外路症状のひとつです。
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