公認心理師 過去問
第1回 追加試験(2018年)
問107 (午後 問108)

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問題

公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 問107(午後 問108) (訂正依頼・報告はこちら)

心理的支援活動を概念化、理論化し、体系立てていくために必要となる公認心理師の姿勢として、最も適切なものを1つ選べ。
  • 実際のデータよりも、予想と仮説を重視する。
  • 想定される結論に合致するようなデータを収集する。
  • 自らが立脚する支援理論と整合するデータを基に理論化する。
  • クライエントの支援に有用でなければ、理論を修正することを検討する。
  • 支援の事実を記述する場合は、クライエントの発話に限定して詳細に記載する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1.→×

客観性や根拠に欠けることが懸念されます。予想や仮説を立てる場合、客観性や根拠も大切にしましょう。

2.→×

想定される結論に合致するデータを集めることは、望ましい姿勢ではありません。研究論文を書くときに、こういったことはよく起こりますよね。集めたデータが想定される結論と異なった場合、どうして違ったのかを考察するべきです。

3.→×

多角的に見るためにも整合するデータだけ集めるのではなく、様々なデータと比較検討されるとよいと思います。

4.→○

クライエントの支援に有用でない場合だけでなく、必要があればその都度修正していくようにします。

5.→×

発話だけでなく、ノンバーバルな側面にも注目すべきです。また、毎回毎回クライエントの言葉を一字一句記録するのは大変です。徐々に必要な部分の記載をできるように訓練しましょう。

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02

正解は4です。

1、× 予想と仮説も重要ですが、実際のデータを分析することも重要です。

心理的支援においてもエビデンス(科学的根拠)が求められるようになってきています。

2、× 想定される結論に合致しないデータを意図的に取らなかったり、削除したりすることはデータの改ざんに当たります。

3、× 自身の立脚する支援理論と整合しないデータも同等に扱う必要があります。

4、〇 心理的支援活動はクライエントに有用であるように、理論を修正する場合があります。

5、× 支援の事実を記述する場合、クライエントの発話のみに限定せず、非言語メッセージや客観的事実も含め記載することが求められます。

参考になった数2

03

以下に解説します。

選択肢1. 実際のデータよりも、予想と仮説を重視する。

×

 

不適切です。

公認心理師は科学者かつ実践家であることを求められており、その上では自身の予想や仮設よりも実際のデータに基づいて判断する姿勢が必要です。

 

選択肢2. 想定される結論に合致するようなデータを収集する。

×

 

不適切です。

作為的にあるデータのみを抽出することは「チェリーピッキング」と呼ばれ、データ分析においては推奨されない行いです。

選択肢3. 自らが立脚する支援理論と整合するデータを基に理論化する。

×

 

不適切です。

作為的にあるデータのみを抽出することは「チェリーピッキング」と呼ばれ、理論化の過程においては推奨されない行いです。

選択肢4. クライエントの支援に有用でなければ、理論を修正することを検討する。

 

適切です。

科学者-実践家モデルに即し、公認心理師はクライエントに有益でない方法は速やかに修正することが求められます。

選択肢5. 支援の事実を記述する場合は、クライエントの発話に限定して詳細に記載する。

×

 

不適切です。

公認心理師の行うアセスメントにおいて、発話内容のみに注目することは他の重要な情報を見落とす可能性が高いです。

より総合的、包括的な記載が求められます。

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