公認心理師の過去問
第1回 追加試験(2018年)
午後 問116
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問題
公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 午後 問116 (訂正依頼・報告はこちら)
ワーク・ファミリー・コンフリクトとして、不適切なものを1つ選べ。
- 仕事が忙しすぎたり、家事・育児の負担が大きい。
- 徹夜で家族の看病をして、職場で居眠りをしてしまう。
- 仕事で疲れ切ってしまい、家族に食事を作る気力が出ない。
- 仕事で大事な会議がある日に、子どもが熱を出したため会議に出席できない。
- 教師が、教師として自分の子どもにも接してしまい、親として接することが難しい。
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は1です。
ワーク・ライフ・コンフリクトとは、仕事と家庭の役割において、両者の対立が起きている状態のこと(葛藤)です。
1、× 「仕事が忙しいこと」と「家事・育児の負担が大きい」という大変さの並列で、葛藤状態にありません。
2、〇 (家族の看病に疲れて、仕事をしたいのにできない)→葛藤状態にあります。
3、〇 (仕事に疲れて、家族に食事を作りたいのに気力がわかない)→葛藤状態にあります。
4、〇 (子どもが熱を出したため、出席しなければならない会議に出席できない)→葛藤状態にあります。
5、〇 (教師が家庭で親として自分の子どもに接したいのに、できない)→葛藤状態にあります。
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02
正解は1です。
ワーク・ファミリー・コンフリクトとは、カーンらが提唱した家庭での役割と、仕事での役割の間に生じる役割の葛藤のことです。グリーンハウスとビューテルは、「仕事→家庭の葛藤」「家庭→仕事の葛藤」に分類しました。さらに、「時間」「ストレス反応」「行動」の3つの要因から成り立っているとしました。
1.→不適切
文章の問題のような気がしますが、仕事の忙しさと家事・育児の負担が並列関係にあります。→の方向が見えませんので葛藤は生じていないようです。
2.→適切
家庭→仕事の葛藤に当たります。
3.→適切
仕事→家庭の葛藤にあたります。
4.→適切
家庭→仕事の葛藤にあたります。
5.→適切
仕事→家庭の葛藤にあたります。
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