公認心理師の過去問
第1回 追加試験(2018年)
午後 問120
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問題
公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 午後 問120 (訂正依頼・報告はこちら)
プロスペクト理論について、正しいものを1つ選べ。
- 損失回避の傾向を説明することができる。
- 主観的な満足の度合いは利得の絶対量に比例する。
- 低い客観的確率は主観的には過小評価されるとする。
- ある事象の起こりやすさを典型例と類似している程度によって判定するものである。
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は1です。
プロスペクト理論とは、カーネマンとトバスキーによる損失の可能性がある場面では損失を最大限回避しようとするという理論です。
1.→○
損失の回避についての理論なので適切な説明です。
2.→×
プロスペクト理論では、利得の基準より高ければ主観的な満足感を、低ければ不満足を感じますが、この利得の基準は主観を含みますので絶対量に比例はしません。
3.→×
プロスペクト理論では、低い客観的確率は主観的に過大評価されます。反対に、高い客観的確率は主観的に過小評価されます。
4.→×
典型例と類似していることは起こりやすいと判定するのは代表性ヒューリスティックの説明です。
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02
正解は1です。
プロスペクト理論は、カーネマンとトベルスキーにより提唱された行動経済学の基礎になる理論です。
1、〇 プロスペクト理論では、「人は損失を回避しようとする習性(損失回避性)がある」とされています。
2、× 主観的な満足と客観的な利得は、比例関係にはありません。
3、× プロスペクト理論では、低い客観的確率は主観的に過大評価されるとされています。
4、× ある事象の起こりやすさを典型例と類似している程度によって判定するのは、「代表性ヒューリスティック」です。
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