公認心理師の過去問
第1回 追加試験(2018年)
午後 問130

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問題

公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 午後 問130 (訂正依頼・報告はこちら)

タイプA型行動パターンについて、正しいものを2つ選べ。
  • M. Friedmanが提唱した性格傾向である。
  • 時間的切迫感、感情抑制、他者評価懸念及び社会的同調性の特徴を持つ。
  • 1950年代の最初の報告以来、心筋梗塞の発症に関わることが一貫して示されてきた。
  • 行動パターンを変容させる介入研究により、心筋梗塞の再発を抑える効果が示されている。
  • 複数の特徴のうち、時間的切迫感が心筋梗塞発症の最も強いリスク要因であることが示されている。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は1と4です。

タイプA行動パターンは虚血性心疾患に罹患しやすい人の性格傾向です。

1.→〇

タイプA行動パターンはフリードマンが提唱しました。

2.→✖

タイプA行動パターンの特徴は、競争的野心的活動的時間的切迫せっかち敵意と怒りです。

3.→✖

心筋梗塞の発症に一貫した関係は明らかにされていません。

4.→〇

行動をパターンを変容させる介入とは認知行動療法のことでしょう。認知行動療法による予防効果は確認されています。

5.→✖

最も強いリスク要因は敵意と怒りであることが示されています。

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02

正解は1と4です。

1、〇 タイプA行動パターンはフリードマンとローゼンマンにより提唱されました。

2、× 感情抑制・他者評価懸念及び社会的同調性は、タイプA行動パターンの特性に含まれていません。

3、× タイプA行動パターンは、虚血性心疾患などを発症しやすい性格特性として取り上げられたが、その後の研究で虚血性心疾患との関連はないとされています。

4、〇 認知行動療法などにより、心筋梗塞の発症が抑えられていることが分かっています。

5、× 「怒り・敵意」が最も強いリスクとされています。

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