公認心理師の過去問
第1回 追加試験(2018年)
午後 問133

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問題

公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 午後 問133 (訂正依頼・報告はこちら)

統合失調症の特徴的な症状として、適切なものを2つ選べ。
  • 複数の人物が自分の悪口を言っている声が聴こえる。
  • 過剰に悲観的で、自分は貧しく、破産すると信じている。
  • 自分の考えが他人に伝わり、周囲に筒抜けになっていると思う。
  • 気分が高揚し、自信に満ちて、自分が世界の中心であると確信する。
  • 思考の流れが速くなり、考えが次から次に浮かんできて、話題が一定せず、会話がまとまらない。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は1と3です。

1、〇 誰もいないのに自分の悪口を言っている声が聞こえるのは「幻聴」で、統合失調症の症状のひとつです。

2、× うつ病の「貧困妄想」です。

3、〇 自分の考えが他人に伝わる、筒抜けになっていると感じるのは「考想伝播」「思考伝播」で、統合失調症の症状のひとつです。

4、× 躁状態の時にみられる症状です。

5、× 考えが次から次へと浮かび、会話がまとまらないのは、「観念奔逸(かんねんほんいつ)」で、躁状態のときにみられる症状です。統合失調症の「連合弛緩」は、思考のまとまりがなく、理解しがたい内容であり、ひどくなると単語の羅列する状態(言葉のサラダ)となります。

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02

正解は13です。

1.→〇

統合失調症の症状である幻聴です。

2.→✖

うつ病の症状である貧困妄想です。

3.→〇

統合失調症の症状である思考伝播です。

4.→✖

躁状態に見られる誇大妄想の症状です。

5.→✖

躁状態に見られる観念奔走という症状です。

参考になった数3