公認心理師の過去問
第5回 (2022年)
午前 問4

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

公認心理師試験 第5回 (2022年) 午前 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

高い目標を立て、それを高い水準で完遂しようとする動機として、最も適切なものを1つ選べ。
  • 親和動機
  • 達成動機
  • 外発的動機
  • 生理的動機
  • 内発的動機

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

動機づけに関する問題です。では一つずつ見ていきましょう。

選択肢1. 親和動機
  1. 親和動機とは社会的動機の一つで、「他者と友好な関係を築きたい」「他の人から認められたい」というものです。

選択肢2. 達成動機
  1. 達成動機は社会的動機の一つですが、親和動機とは異なり、「人よりも優れた目標を成し遂げようとする」意欲を指します。よってこれが正解です。

選択肢3. 外発的動機
  1. 外発的動機とは、「お金や名誉、地位」といった自分の外側にある社会的な価値を得たいという動機のことです。

選択肢4. 生理的動機
  1. 生理的動機とは、食欲や睡眠欲など、生命を維持するための欲求に基づく動機のことです。本能に近いため、先天的に備わっていると言われています。

選択肢5. 内発的動機
  1. 内発的動機とは、意欲や、興味、関心など内側から湧いた気持ちに伴う動機のことです。

まとめ

動機づけについて全てわからなくても、選択肢の言葉をヒントにしながら正解を導くことができます。

参考になった数13

02

動機付けに関する問題です。割と言葉だけでも、内容を予測できやすいですが、しっかり覚えましょう。

選択肢1. 親和動機

誤り。親和動機とは、他者との関係を重視する動機の一つで、他者とのつながりやコミュニケーションを通じて満足感や幸福感を得ることができます。親和動機は、社交的な人や人間関係を重視する人に特に強い傾向があります。

選択肢2. 達成動機

正解。達成動機とは、人が目標達成に向けて行動する動機の一つで、達成感や成功体験を得ることによって、自己評価や自己肯定感を高めることができます。達成動機は、自分自身の成長や達成感を求める動機であり、内発的な動機付けに分類されます。

選択肢3. 外発的動機

誤り。外発的動機とは、外部からの報酬や罰、義務感、社会的圧力など、外部からの刺激によって行動する動機の一つです。例えば、仕事での昇進や報酬、評価、罰則などが挙げられます。

選択肢4. 生理的動機

誤り。生理的動機とは、人間の生理的欲求に基づく動機で、食欲、睡眠欲、排泄欲、性欲、渇きなどが該当します。生理的動機は、生命維持や健康維持に必要不可欠なものであり、これらの欲求が充足されない場合は身体的不快感やストレスが生じるため、行動を促進します。

選択肢5. 内発的動機

内発的動機とは、自己決定や興味、好奇心、自己実現など、内部からの動機によって行動することを指します。内発的動機を持つ人は、自分が望む目標や価値観に基づいて、自分自身で自発的に行動する傾向があります。

参考になった数5