公認心理師 過去問
第5回 (2022年)
問8 (午前 問8)

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問題

公認心理師試験 第5回 (2022年) 問8(午前 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

ヒューリスティックスの説明として、適切なものを1つ選べ。
  • いくつかの具体的事例から一般的、普遍的な法則性を結論として導く手続のことである。
  • 外的な事象をもとに内的なモデルを構成し、その操作により事柄を理解する手続のことである。
  • 一連の手順を正しく適用すれば、必ず正しい結果が得られることが保証されている手続のことである。
  • 現在の状態と目標とする状態を比較し、その差異を最小化するような手段を選択していく手続のことである。
  • しばしば経験から導かれ、必ずしも正しい結果に至ることは保証されていないが、適用が簡便な手続のことである。

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この過去問の解説 (2件)

01

ヒューリスティクスとは、物事を決定する際に時間をかけて理論的に正確な解にたどりつこうとするアルゴリズムとは対照的に、経験則や直観に基づいてある程度の正解を導こうとする手法のことです。

また、この手法は結論を出すまでの時間が短いという利点があります。

選択肢5. しばしば経験から導かれ、必ずしも正しい結果に至ることは保証されていないが、適用が簡便な手続のことである。

したがって、本選択肢が最も適切であると判断できます。

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02

以下に解説します。

選択肢1. いくつかの具体的事例から一般的、普遍的な法則性を結論として導く手続のことである。

×:帰納法の説明に当たります。

 

選択肢2. 外的な事象をもとに内的なモデルを構成し、その操作により事柄を理解する手続のことである。

×:自己知覚理論の説明に当たります。

選択肢3. 一連の手順を正しく適用すれば、必ず正しい結果が得られることが保証されている手続のことである。

×:アルゴリズムの説明に当たります。

選択肢4. 現在の状態と目標とする状態を比較し、その差異を最小化するような手段を選択していく手続のことである。

×:手段目標分析の説明に当たります。

選択肢5. しばしば経験から導かれ、必ずしも正しい結果に至ることは保証されていないが、適用が簡便な手続のことである。

○:例として、「あの人は髪が長いから女性だ」、「病院で白衣を着ている人は医者だ」といった考え方が挙げられます。正しいとは限らないけれど、一種の偏見のようなものは物事をより手っ取り早く理解するために効率的な方法であるといえます。ヒューリスティクスはその方法を指します。

 

 

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