公認心理師 過去問
第5回 (2022年)
問11 (午前 問11)

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問題

公認心理師試験 第5回 (2022年) 問11(午前 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

嚥下反射の中枢が存在する部位として、最も適切なものを1つ選べ。
  • 延髄
  • 小脳
  • 中脳
  • 辺縁系
  • 視床下部

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題の正解は、延髄 です。

摂食と嚥下は5つの段階に分かれ、食物を認知して口に入れる先行期、咀嚼をする準備期、食べ物の塊を咽頭へ送る口腔期、嚥下反射によって食道へと送る咽頭期、食道から胃へと移行する食道期があります。

選択肢1. 延髄

咽頭期において、嚥下反射は舌咽神経により伝達された咽頭の感覚を中枢である延髄を経由して迷走神経による嚥下の運動への出力を行うことで実現されます。

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02

嚥下とは、飲み込むことを指します。嚥下反射とは、飲み込むときに、気管ではなく食道に食べ物が入るように調整する反射のことを指します。

選択肢1. 延髄

○:延髄は嚥下反射の中枢だけではなく、嘔吐や呼吸など様々な中枢を担います。

選択肢2. 小脳

×:小脳は、主に運動に関する部位です。

選択肢3. 中脳

×:中脳は、視覚聴覚反射、対光反射、眼球運動反射などを担います。

選択肢4. 辺縁系

×:辺縁系は、記憶・本能・情動などに関する部位です。

選択肢5. 視床下部

×:視床下部は、体温・摂食行動・内分泌系など、様々な体内の調節を行う部位です。

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03

嚥下反射とは、食べ物を飲み込む際に、気道ではなく食道に送り込むための反射で、延髄に中枢があります。これが障害されると、誤嚥や嚥下障害が生じやすくなります。

参考になった数5