公認心理師の過去問
第5回 (2022年)
午前 問45

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問題

公認心理師試験 第5回 (2022年) 午前 問45 (訂正依頼・報告はこちら)

大学における合理的配慮について、最も適切なものを1つ選べ。
  • 発達障害のある学生が試験時間の延長を申し出た場合には、理由を問わず延長する。
  • 弱視のある学生による試験時の文字拡大器具の使用を許可することは、合理的配慮に含まれる。
  • 大学において何らかの支援を受けている発達障害のある学生は、我が国の大学生総数の約6%である。
  • 大学においてピアサポーター学生が、視覚障害のある学生の授業付き添いをする場合、謝金支払いは一般的に禁止されている。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題の正解は、弱視のある学生による試験時の文字拡大器具の使用を許可することは、合理的配慮に含まれる。 です。

各選択肢については以下の通りです。

選択肢1. 発達障害のある学生が試験時間の延長を申し出た場合には、理由を問わず延長する。

誤りです。障害を持つ人に対しての合理的配慮には社会障壁を取り除くために適当と認められる理由が必要ですので、理由を問わず申し出を受け入れることはできません。

選択肢2. 弱視のある学生による試験時の文字拡大器具の使用を許可することは、合理的配慮に含まれる。

正解です。文部科学省における合理的配慮の例によると、視覚障害の項目に教室での拡大読書器の利用が記載されています。

選択肢3. 大学において何らかの支援を受けている発達障害のある学生は、我が国の大学生総数の約6%である。

誤りです。日本学生支援機構の調査によると、発達障害のある学生の割合は0.17%となっています。

選択肢4. 大学においてピアサポーター学生が、視覚障害のある学生の授業付き添いをする場合、謝金支払いは一般的に禁止されている。

誤りです。ピアサポートに対する謝礼が発生する学校もあります。

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02

合理的配慮とは、個々の障害の質や程度に応じて、教育的に必要である場合に行う配慮のことです。これに当たる選択肢は「弱視のある学生が試験のとき文字拡大器具を使うことを許可する」になります。

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