公認心理師の過去問
第5回 (2022年)
午後 問5

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問題

公認心理師試験 第5回 (2022年) 午後 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

質的研究における、分析結果の解釈の妥当性を高める方法として、最も適切なものを1つ選べ。
  • インタビュー
  • コーディング
  • メンバー・チェック
  • アクション・リサーチ
  • グラウンデッド・セオリー・アプローチ

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この過去問の解説 (2件)

01

質的研究における各手法について整理します。

選択肢1. インタビュー

質的研究において、インタビューはよく使われるデータ収集方法の一つです。聞き手が話し手に質問をし、情報収集をします。

選択肢2. コーディング

コーディングは、データセット内の特定の要素(例:文、フレーズ、テーマ)にラベルを付ける作業です。これにより、特定のパターンを発見し、データの解釈を容易にすることができます。

選択肢3. メンバー・チェック

正解です。メンバーチェックとは、研究参加者に研究者が行ったデータ収集や分析の結果を提示し、正確性、妥当性を確認してもらうことです。

選択肢4. アクション・リサーチ

アクション・リサーチは、現実の問題を解決するために行われる実践的な質的研究方法です。

アクション・リサーチの手順は以下のようになります。

1.問題の特定:現実的な問題を特定します。

2.問題の分析:問題の背景や原因、影響などを分析します。問題をより深く理解するために、質的研究の手法(インタビューや観察、文書分析など)を用いてデータを収集します。

3.解決策の検討:収集したデータを分析し、解決策を検討します。

4.アクションの実行:検討した解決策を実行し、効果を評価します。

選択肢5. グラウンデッド・セオリー・アプローチ

グラウンデッド・セオリー・アプローチ(Grounded Theory Approach)は、現場での観察、インタビュー、質問紙調査などの方法によって収集されたデータから、理論を構築することを目的としています。

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02

質的研究に関しての設問です。

選択肢1. インタビュー

インタビューは、データ収集をする際に用います。

選択肢2. コーディング

コーディングは、インタビューで得たデータにラベリングすることで何らかのパターンを見いだすことです。

選択肢3. メンバー・チェック

適切です。メンバー・チェックとは、参加者(被験者)に分析・解析結果をチェックしてもらい方法です。

選択肢4. アクション・リサーチ

アクション・リサーチとは、課題や困難に対して、現実的な解決策を見いだすために行う、実践的研究法です。

選択肢5. グラウンデッド・セオリー・アプローチ

グラウンデッド・セオリー・アプローチとは、質的な社会調査の手法の1つです。アメリカの看護学において定着した。患者の行動やインタビューなどを文章化し、コーリングを行い分析・解析して仮説や理論を構築することを重視している。

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