公認心理師の過去問
第5回 (2022年)
午後 問6

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問題

公認心理師試験 第5回 (2022年) 午後 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

全対象者に一連の番号を付け、スタート番号を乱数によって決め、その後、必要な標本の大きさから求められた間隔で研究対象者を抽出する方法として、最も適切なものを1つ選べ。
  • 系統抽出法
  • 集落抽出法
  • 層化抽出法
  • 多段抽出法
  • 単純無作為抽出法

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この過去問の解説 (2件)

01

研究対象者を選定する際は、母集団から無作為に抽出するのが対象者の偏りを抑えられる最善な方法といえますが、実際には時間と手間がかかり不可能に近いです。そのため、実現可能で無作為抽出に近い抽出法がいくつか考えられています。各抽出法を覚えておきましょう。

選択肢1. 系統抽出法

正解です。系統抽出法とは、通し番号がついた名簿において、1番目の対象者を無作為に抽出し、2番目以降の対象者は一定の間隔で抽出していく方法です。

選択肢2. 集落抽出法

集落抽出法は、母集団を小さな集団(集落)に分け、その中からいくつかの集団を無作為に抽出する方法です。例えば、小学生を対象にした調査では、小学校の中からいくつかの学校を選び対象者とします。

選択肢3. 層化抽出法

層化抽出法では、母集団をある層に分け、各層の中から必要な人数を調査対象者として無作為に抽出する方法です。例えば、母集団の中で20代が100人、30代が200人だとすると、20代の対象者を10人、30代の対象者を20人抽出します。このように母集団の各層の特徴を、抽出対象者にも反映させます。

選択肢4. 多段抽出法

多段抽出法は、母集団をいくつかのグループに分け、その中から無作為にいくつかのグループを抽出する。さらにその中から無作為にいくつかのグループを抽出するという操作を繰り返し、最終的に選ばれたグループの中から無作為に対象者を抽出する方法です。

選択肢5. 単純無作為抽出法

単純無作為抽出法が、母集団から無作為に対象者を抽出する最も基本的な抽出法になります。

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02

研究法に関する設問です。

選択肢1. 系統抽出法

適切です。統計的抽出法は、母集団の構成員に通し番号をつけ、乱数により起点となる番号を決め、その後は一定間隔で対象者を選ぶ方法です。

選択肢2. 集落抽出法

集団抽出法は、母集団をクラスターに分け、無作為に選ばれたクラスターの構成員について調査する方法です。

選択肢3. 層化抽出法

層化抽出法は、母集団からその特徴を反映させた幾つかの集団を作り、集団の大きさに合わせて無作為に調査する方法です。

選択肢4. 多段抽出法

多段抽出法は、母集団を幾つかのグループに分け、無作為にグループを選び、さらにその集団から無作為に幾つかのグループに分け、無作為にグループを選び出すということを繰り返し、最終的に選ばれたグループから無作為に調査対象を選び出すという方法です。

選択肢5. 単純無作為抽出法

単純無作為抽出法は、母集団の構成員に通し番号をふり、乱数により調査対象を抽出する方法です。

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