公認心理師の過去問
第5回 (2022年)
午後 問10

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問題

公認心理師試験 第5回 (2022年) 午後 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

パーソナリティの5因子モデルのうち、開放性に関連する語群として、最も適切なものを1つ選べ。
  • 寛大な、協力的な、素直な
  • 怠惰な、無節操な、飽きっぽい
  • 陽気な、社交的な、話し好きな
  • 悩みがち、動揺しやすい、悲観的な
  • 臨機応変な、独創的な、美的感覚の鋭い

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この過去問の解説 (3件)

01

パーソナリティ5因子モデルはビックファイブ性格特性ともいわれ、ルイス・R・ゴールドバーグが提唱しました。5因子それぞれがどんな特徴を表しているのか理解しておきましょう。

選択肢1. 寛大な、協力的な、素直な

パーソナリティ5因子モデルの協調性が高い人を表す特徴です。反対に協調性が低いと、自己中心的で冷酷であるとされます。

選択肢2. 怠惰な、無節操な、飽きっぽい

パーソナリティ5因子モデルの誠実低い人の傾向です。反対に高い人は、粘り強くて意欲的な特徴があります。

選択肢3. 陽気な、社交的な、話し好きな

パーソナリティ5因子モデルの外向性が高い人を表す特徴です。反対に外向性が低い人は、控えめだったり遠慮がちな傾向があります。

選択肢4. 悩みがち、動揺しやすい、悲観的な

パーソナリティ5因子モデルの神経症傾向が高い人を表す特徴です。神経症傾向が低い人は、温厚でプレッシャーに強いとされます。

選択肢5. 臨機応変な、独創的な、美的感覚の鋭い

正解です。開放性が高い人は、知的好奇心が高く、美しいものを好み、創造的であるとされています。開放性が低い人は、沈着冷静で、芸術的なものに無関心といった特徴があります。

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02

パーソナリティの5因子モデルとは、ルイス・R・コールドバーグが提唱したもので「ビッグ・ファイブ」とも呼ばれます。

人間の性格を5つの因子で説明しようとするものです。

5つの因子には『神経症的傾向』『外向性』『開放性』『調和性』『誠実性』があります。

 

では、選択肢を見てみましょう。

選択肢1. 寛大な、協力的な、素直な

誤りです。

この選択肢の語群は、『調和性』が高い人の説明です。

選択肢2. 怠惰な、無節操な、飽きっぽい

誤りです。

この選択肢の語群は、『誠実性』が低い人の説明です。

選択肢3. 陽気な、社交的な、話し好きな

誤りです。

この選択肢の語群は、『外向性』が高い人の説明です。

選択肢4. 悩みがち、動揺しやすい、悲観的な

誤りです。

この選択肢の語群は、『神経症傾向』が高い人の説明です。

選択肢5. 臨機応変な、独創的な、美的感覚の鋭い

正答です。

この選択肢の語群は、『開放性』が高い人の説明です。

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03

ビック・ファイブ理論に関する設問です。人の性格は5つの因子から成り立っているとする理論です。

5つの因子は、外向性(Extraversion)、開放性(Openness)、誠実性(Conscientiousness)、協調性(Agreeableness)、神経症傾向(Neuroticism)です。

選択肢1. 寛大な、協力的な、素直な

協調性に関する語群です。

選択肢2. 怠惰な、無節操な、飽きっぽい

誠実性に関する語群です。

選択肢3. 陽気な、社交的な、話し好きな

外向性に関する語群です。

選択肢4. 悩みがち、動揺しやすい、悲観的な

神経症傾向に関する語群です。

選択肢5. 臨機応変な、独創的な、美的感覚の鋭い

開放性に関する語群です。

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