公認心理師の過去問
第5回 (2022年)
午後 問11

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問題

公認心理師試験 第5回 (2022年) 午後 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

脈絡叢(みゃくらくそう)で産生され、中枢神経系の保護と代謝に関わるものとして、適切なものを1つ選べ。
  • 血液
  • 粘液
  • 組織間液
  • 脳脊髄液
  • リンパ液

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この過去問の解説 (3件)

01

脈絡叢(みゃくらくそう)で生産される物質が何か、中枢神経系の保護と代謝に関わるものは何かが分かれば正答できる問題ですが、選択肢それぞれの役割を知っておくと消去法で正答を導けるでしょう。

選択肢1. 血液

血液は呼吸(酸素と二酸化炭素の運搬)、栄養の運搬、代謝物の運搬、体温調節などの役割を担っています。

選択肢2. 粘液

粘液は生体の保護や遺物の除去などの役割を担っています。

選択肢3. 組織間液

組織間液とは、細胞と細胞の間にある水分のことです。中枢神経系の保護や代謝とは関連していません。

選択肢4. 脳脊髄液

正解です。脳脊髄液は脈絡叢で生成され、中枢神経系の保護と代謝に関わっています。

選択肢5. リンパ液

リンパ液は毛細血管から細胞間にしみ出す液で、大半は毛細血管に再吸収され、残りはリンパ液としてリンパ管に流れ、静脈に戻ります。中枢神経系の保護と代謝には関わっていません。

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02

脈絡叢は脳室系に存在する組織であり、脳脊髄液を生成する細胞を有しています。

選択肢4. 脳脊髄液

正解です。

脳脊髄液は、脳室系と脊髄管系に存在する液体で、脳や脊髄を保護し、代謝産物の排泄や栄養素の供給、病原体の排除などを担う重要な役割を果たしています。

参考になった数4

03

公認心理師は人体の構造や機能について知る事も大切です。

選択肢4. 脳脊髄液

正解です。脈絡叢は、左右の側脳室、第三脳室、第四脳室に存在していて、脳脊髄液の産生や分泌をおこなっています。脳脊髄液は、脳と脊髄を保護したり、老廃物を排泄したりする役割があります。

参考になった数1